数年前から、「WORK」と「VACATION」を融合させた「ワーケーション」という言葉を耳にする機会が増えた。日常とは違う場所に行き、そこでオンとオフを両立させるという魅力的な発想だが、実現できる環境にいる人は限られていた。
ところが新型コロナウィルス感染拡大により、リモートワークを実践する人が増えたことで状況は変わってきた。リモートワークする場所が自宅である必要がないならば、オフの時間も楽しめる場所に行くことも可能になるわけだ。
白馬岩岳エリアでは、エリア内の大自然や各施設をワークスペースとして活用できる新プラン『白馬リゾートテレワーク』をスタートさせた。
■「ワーケーション」から「リゾートテレワーク」へ
白馬観光開発が考えたのは、休暇中に働く「ワーケーション」ではなく、日常的にリゾート地にてテレワークで働くスタイル「リゾートテレワーク」が今後の新しい働き方の一つになるのでは、ということ。
そこで、生まれたプランが『白馬リゾートテレワーク』だ。北アルプスを一望できる岩岳山頂の絶景テラス「白馬マウンテンハーバー」や、木漏れ日の射す森林の中の「森のオフィス」など様々な場所にワーキングスポットを設置。その日の天候や気分、仕事内容に合わせて好きな場所で働ける仕組みを構築することで、クリエイティビティや生産性を向上させる新しい働き方をサポートしていく。
エリア内には、マウンテンバイクやトレッキング、アドベンチャー施設など、体を動かせるアクティビティも充実。気分転換やストレス発散としても利用できる。
■『白馬リゾートテレワーク』の主要ワーキングスポット
白馬マウンテンハーバー
標高1,289mの山頂から南北に広がる北アルプスの絶景が話題の絶景テラス「白馬マウンテンハーバー」。※入場・利用は無料(ゴンドラリフト運賃別途)
森のオフィス
白馬岩岳山頂のブナの森にテーブルとチェア、Wi-Fi環境を完備した「森のオフィス」。※入場・利用は無料(ゴンドラリフト運賃別途)
haluta hakuba
軽井沢町や上田市で人気のデザインショップ、ベーカリーを運営するhalutaが初めて手掛けた宿泊施設。天候に左右されない快適な室内コワーキングスペースを利用できる。※カフェ利用(500円~)でコワーキングスペース利用可。貸切日・休館日あり。
UNPLAN Village Hakuba
最大40席規模のカフェは滞在客以外にも開放。Wi-Fi、コピー機、プロジェクター、ホワイトボード等事務用品完備。※カフェ・宿泊施設利用者は無料
ワークスペースとしても活用できる近隣の施設例
スノーピークランドステーション白馬
2020年5月、白馬村中心部にオープン「店舗エリア」「野遊びエリア」「イベントエリア」を融合した体験型複合施設。
HAKUBA Norway Village
白馬ジャンプ台のふもとにある、誰でも使えるコワーキング&コミュニティスペース。
■『白馬リゾートテレワーク』の主要な宿泊施設
各宿泊施設では、「白馬岩岳ゴンドラリフト乗車券」付きのプランが用意されている。
旅籠丸八
2018年にオープンした和とモダンをテーマにリノベーションされた高級古民家リゾート施設。
haluta hakuba
「本来の自分に還る場所」をコンセプトにした、シンプルでスタイリッシュな宿泊施設。
UNPLAN Village Hakuba
栂池高原エリアに2019年冬に誕生したゲストハウス。一人で、仕事仲間で、家族でなど、ニーズに合わせて部屋を選べる。
リモートワークできる環境に、快適な宿泊施設、充実のアクティビティ、そして大自然。ここまで揃っていたら、リゾートテレワークを体験してみるしかない。
白馬リゾートテレワーク:https://iwatake-mountain-resort.com/green/resort-telework
(冨田格)