コロナ禍におけるフードロス(食品ロス)は深刻なもの。
新型コロナウイルスによる経済打撃を受けている業者から、商品を直接購入できる通販モール「Wakeari(ワケアリ)」に、クレジットカード決済機能が導入された。
■「Wakeari」とは
新型コロナウイルスの影響により事業が立ち行かなくなってしまったあらゆる業種の販売者が、自社の商品や在庫を訳あり商品として出品・販売でき、また消費者としては普段出会えないような名品や食品などを通常よりも安い訳あり価格で「買って応援、食べて応援」できるマーケットプレイス型ECモールだ。
■より便利に
Wakeariはサービスリリース以降、多くのユーザーに支援されている。
今後もさらに大きな支援の輪を広げられるよう、消費者ユーザーの購買手順をよりシンプルにし、また業者の支払い確認などの手間を削減、配送へリソースを集約することができるように、購入手続きに「クレジットカード決済機能」を追加した。
※現在クレジットカード決済に対応可能なカードは「VISA、Mastercard、American Express」。
■消費者にとってのWakeari
外出制限があるので外になかなか出られない、外食ができない、自宅でずっといるのもストレスがたまるので、食で楽しみを見つけたいという人たちが普段食べれないようなものをリーズナブルに買える通販モールだ。
そして、通販を通して業者を「買って応援、食べて応援」しながらも、いいものを安く手に入れることができるきっかけとなる。
■業者にとってのWakeari
新型コロナウイルスの影響で在庫が大量に余ってしまっている、取引先の事業も打撃を受け、受注がなくなってしまったなどで困っている事業者が、通常の価格より割引でも販売したい商品などを掲載、消費者へ直接販売することができる。
■なぜWakeariというプラットフォームなのか
現在の状況は、経済の根源である「人と人」という最も重要な活動原資が制限され、上流から下流に至るまで、あらゆる取引が停止せざるをえない状況だ。
しかしながら、たとえ人と人との接触を要する対面的な取引は難しいとしても、インターネット上の取引であれば経済活動を少しでも継続的に維持できる可能性があるのではと考えている。
Wakeari上で「買って応援、食べて応援」を実現し、継続的に業者の商品を購入し続けることで、少しでも倒産を回避し生きながらえることができるきっかけとなり、消費者は業者を応援しつつも、平時では手が届かなかったような良品名品を購入できるきっかけとなり、双方が相互的な協力関係を築き続けることができ、本当の意味で支援の輪が広がり、国内経済の打撃を少しでも和らげることができればと願っている。
より便利になった通販で、自宅での食事をより豊かに、そしてフードロスを少しでも減らしたい。
(田原昌)