緊急事態宣言により外出の自粛が続いている。伊勢にお参りに行く予定だった人もいることだろう。
「伊勢にいきたいが、今はいけない全国の方」から二寺社にお願いを募り、かわりに思いを届けに行く取り組みが始まった。
■「かわりにお参り」~あなたのお願いお届けします~の募集について
おうちで過ごされる皆様に少しでもほっこりしてもらいたいと、伊勢市観光協会が、松尾観音寺と二見興玉神社に、全国の皆様からお願いを聞き取り、日を選んでお届けに行くという取り組みを行う。
■「かわりにお参り」概要
第1弾:松尾観音寺……災難除け(コロナの災難をよけるお願い)
第2弾:二見興玉神社……禊祓い・人との絆(自身の禊・人との絆へのお願い)
※平穏化後、第3弾として、猿田彦神社に、「道開き~新しい未来への決意のお願い」をお届けし、最終弾として伊勢神宮に「感謝」のお参りを予定
お願い受付:5月15日(金)まで
お参り実施日(予定):5月30日(土)
※お参りは日柄とお天気のいい日に実施、状況によっては日程を調整
受付からの流れ:伊勢市観光協会のHP入力フォームからお願いを受付。お参り実施日に、すべてのお願いを印刷したものを持参し、御祈祷もしくはお参りをする。お参りにあたっては、三密を避け、晴天の日に最小限の人数で実施。お参りする際、伊勢の景色等を撮影し、現在の伊勢の状況の映像を、WEB上で公開して報告。各寺社の御祈祷後は絵馬に願を集約して奉納する予定。希望に応じて、伊勢市観光協会のコロナ対策事業者緊急支援ショッピングサイトから、伊勢みやげセットを購入できる。
https://ise-kanko.jp/StDocs/omairi/
■松尾観音寺
奈良時代のはじめ、行基により開かれた日本最古の厄除観音。雌雄の二匹の龍神様が力を合わせて観音様を護られたという龍神伝説が残るこの寺は、いつしか自らが災難から逃れられた観音様と、龍神様の開運招福の霊験があらたかな寺として知れ渡る。災難除けの御利益はもちろん、縁結びや子授け、安産にも御利益があるといわれている。
■二見興玉神社
二見浦は古来から清渚と尊ばれ、伊勢参宮を控えた人々が汐水を浴び心身を清めた禊場。二見で見を清めることを浜参宮といい、現在では禊をする代わりに神社に参拝し、「無垢塩祓」を受けることを「浜参宮」としている。正面に見える夫婦岩は、大小2つの岩が仲良く並ぶ姿から、良縁成就を願う人々も訪れる。
お願い事のある人はこの機会に「かわりにお参り」で願い事を届けてもらっては。
公益社団法人伊勢市観光協会:https://ise-kanko.jp
(MOCA.O)