ニューヨーク生まれのFUTURA 2000(本名:レナード・ヒルトン・マクガー氏)は、80年代にキース・へリングやジャン=ミシェル・バスキアらとともに注目されたグラフィックアーティストの先駆者として知られる。
ストリートでの過激なアプローチで知られる彼は、ほぼ独学で現在のスタイルを身に付け、同心円形状のデザインやダイナミックな構図、熟練された色彩を特徴としている。
今回の「M2 Edition Desinged by FUTURA 2000」でもその才能をいかんなく発揮し、荒廃的かつ近未来感のある印象的なグラフィックを生みだしている。
ブラックをベースにした外装では、稲妻を彷彿とさせる不規則なラインを何本も走らせるとともに、丸いノコギリ刃のようなデザインを配置。さらに、霧がかかったようなシルバーのペイントを随所に施すことで車両全体の凹凸を強調し、高性能モデルらしいスピード感や存在感を際立たせている。
路面とコンタクトする足元には、グラフィックと調和するジェットブラックの19インチアルミホイール・スタイリング763M&スポーツタイヤが装備される。
ドアを開けた先にも、独特の世界観が広がる。ダッシュボードやセンターコンソールなどには、外装とシンクロしたグラフィックが描かれ、Mスポーツシートもそれに共鳴したブラック/アイボリー・ホワイトバイカラーのダコタレザーを採用している。
また、ドアシルには限定車のシリアルナンバー「1/500」とFUTURA 2000のサインが刻まれる。
搭載するパワートレーンは、「M2コンペティション」の3.0L直噴ターボエンジン+7速デュアルクラッチ+FR(後輪駆動)。最高出力410ps/最大トルク550Nmというパワースペックは、デザイン同様に過激だ。価格は1,050万円。
(zlatan)
画像元:BMWジャパン
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