カンペールより「Together with Bernhard Willhelm」が新たな2つのコンセプトで登場

春から夏へ、強くなる陽射しに映える足元のファッションを考える時期がやってきた。

スペイン、マヨルカ島発のシューズブランド「カンペール」が、ベルンハルト・ウィルヘルムとのコラボレーションシューズ「Together with Bernhard Willhelm」を発売した。

Photos by Josh Paul Thomas

◾︎カンペール(Camper)とは

スペイン・マヨルカ島で育まれた職人の技術と製法を受け継ぎながら、斬新かつ洗練されたデザイン、そして快適な履き心地で、ヨーロッパを中心に人気を誇るグローバルシューズブランド。シーズン毎にクリエイティブなコンセプトを掲げ、デザインと品質にこだわったシューズ&バッグを次世代に向けて提案している。

Photos by Josh Paul Thomas

◾︎Camper Together(カンペールトゥギャザー)とは

アート、ファッション、工業デザイン、建築などの世界で国際的に活躍するデザイナーやブランドとコラボレーションし、製品や店舗を創り出すプロジェクト。2006年以来、カンペールトゥギャザーは、アーティストのシグネチャースタイルとカンペールのユニークなDNAを融合して生み出される、オリジナルのコンセプト開発に取り組んできた。

Photos by Josh Paul Thomas

◾︎Together with Bernhard Willhelm

カンペールの2020年春夏コレクションでは、前シーズンからさらに発展させた2つの新しいコンセプトが登場する。

1つ目のコンセプトは、前回に引き続き“ソックス”と“スニーカー”を融合したハイブリッドシューズで、アッパーはエラスティックの糸で編まれた1枚のニットになっている。かかと部分にあるカンペールのブリッジマークがワンポイントの、モノクロのテクスチャーが特徴のシューズに仕上がった。

2つ目のコンセプトは、夏のストラップサンダルの新デザイン。鮮やかなネオンカラーのグラデーション、バイカラーの市松模様、そしてウィルヘルムらしい手描きのグラフィックを施したサンダルになっている。アッパー部分には再生PET素材やテクニカルファブリックを使用し、インソールはシープレザーで柔らかで弾力のある履き心地を叶えた。着物のぼかし染めや市松柄などを思わせるディティールは、長年日本との繋がりが深いウィルヘルムならではの発想だ。

 

◾︎ソックススニーカー 

K300310-001 (Men)

K300310-002 (Men)

カラー:ブラック、オフホワイト/価格:¥52,000(本体価格)※4月1日発売

◾︎サンダル

19004-025 (Men) マルチカラー ※4月末発売予定

K100602-002 (Men) ブラック&ホワイト ※4月1日発売

カラー:マルチカラー、ブラック×ホワイト/価格: マルチカラー¥38,000(本体価格) ブラック×ホワイト¥41,000(本体価格) 

最後にデザイナーのBernhard Willhelm氏のプロフィールをご紹介しよう。

Bernhard Willhelm(ベルンハルト・ウィルヘルム)

ロサンゼルスに拠点を置くドイツ人のファッションデザイナーで、自身の創作活動において、多様性や人間の置かれた状況、現実の認識についてのコンセプトを探求している。アントワープの王立美術学院在学中に、アレクサンダー・マックイーンとヴィヴィアン・ウエストウッドの下でアシスタントを務めたことが、ファッション業界での彼のキャリアのスタートとなった。ウィルヘルムのメインコレクションは日本で製作されており、その日本との強いつながりを維持しながら、写真家ユルゲン・テラーと共にアートディレクターとしての仕事を含む、数多くのファッションエディトリアルやキャンペーンなど手がけている。

新しい靴を買うことは、気持ちを大きく変えること。何かと心が騒めく毎日が続く時だからこそ、前向きな気持ちになるように足元からファッションにこだわっていきたいものだ。

カンペール公式オンラインショップ:https://www.camper.com/ja_JP/

日本公式インスタグラム:https://www.instagram.com/camper_japan/

(冨田格)