宇佐美地区の登録有形文化財「古民家割烹 ひよけ家」で特別なひとときを

首都圏からもアクセスのいい伊東市宇佐美。

伊東市宇佐美地区では初めて、伊東市全体では7番目の登録有形文化財(建築物)となる「古民家割烹 ひよけ家」でランチやディナーを楽しんでみては。

 

■幾度もの大火を免れた幸運な”火除け”の家

伊東市宇佐美の旧家、深澤家。鮪をはじめとした海産物の中継を行う海運業にかかわり、明治期には山林と田畑の経営を中心とした商家と銀行業務に携わったとみられている。

大正5年に築造されたこの屋敷は、幾度もの大火が襲った宇佐美地区のなかで、奇跡的に火災から逃れ続けてきた。いつしか地の人たちは、まるで天の加護を尊ぶがごとく「火除けの家」と呼ぶようになったという。

2018年12月、美食とやすらぎの空間「古民家割烹 ひよけ家」として生まれ変わった。百年超の歴史を重ねた建物で食べる、伊豆の幸をふんだんに使用した日本料理は、五感で味わう和の伝統。

 

■建物の醍醐味:和建築の贅と粋が香る細部の意匠

相模湾を臨む海岸通りに建てられた大正の邸宅。床の間廻り付け書院の障子や組子欄間、窓ガラス、丸窓の意匠などが、奇跡的に今もそのまま残る。住宅でありながら接客を意識した質の高い造りであることがうかがえる。

 

■庭の醍醐味:日本の名庭100選を手掛ける庭師による和庭園

海からの風が、横長窓を通して邸内から庭に抜ける。その庭は、日本の名庭100選を手掛けた京都の庭師、平井幸輝氏渾身の作。相模湾の波の白瀬や、漁を終えて帰港する船の情景を、さまざまな造園の技法を巧みに織り交ぜて表現して魅せる。

 

■美しい建物でいただく、美味しい旬の日本料理

「古民家割烹 ひよけ家」では、老舗旅館に長く務め、その後板前割烹で腕を振るってきた料理長が、新鮮な海の幸、地元の旬の野菜などを使い、その素材を活かすための繊細で最良な匠の技で料理して器に盛り付ける。

ランチタイムにはリーズナブルな価格で、四季折々の料理が楽しめるひよけ家特撰ランチやひよけ家弁当、お任せ懐石などを用意(11:30~14:00)。

 

ディナータイムには地元伊豆で揚がった魚を中心に、国内から吟味して取り寄せた食材をもっとも美味しい食べ方で提供するひよけ家おまかせコース3種やアラカルトメニューも用意する(17:00~22:00)。

 

自然の恵みがあふれる伊東の趣ある古民家「古民家割烹 ひよけ家」で特別なひとときを。

 

住所:静岡県伊東市宇佐美1748-1

古民家割烹 ひよけ家:https://tabinoya.net/hiyokeya/

 

(MOCA.O)