朝早く起き、朝食をしっかり食べ、昼は弁当持参、夜は野菜中心で軽めに。お酒はほどほど……と分かってはいるが、なかなか実行できないという人が多いだろう。
そんな人に朗報な本が、 カリスマ医師として数々のベストセラーを世に送り出してきた小林弘幸先生の『不摂生でも病気にならない人の習慣 なぜ自律神経の名医は超こってりラーメンを食べ続けても健康なのか?』だ。
自律神経の名医なので、さぞかし心身ともに健康的な生活を送っているかと思いきや、本書のタイトルにあるとおり、背脂たっぷりの「超こってりラーメン」を食べ、さらには、7人前の肉を平らげ、ついつい深酒をすることもあるとか。
また、怒ると自律神経のバランスを乱すとわかっていながら、スタッフに怒鳴ってしまうことも。
それでも、小林先生はいたって健康体なのは、「背脂たっぷり系のラーメンを食べた後の正しいリカバリーの方法を知っているからです。深酒をした翌朝の正しい過ごし方を理解しているからです」という。
さらに、「怒った後の対処法」や「怒らないための処方箋」を学んだことで、健康を害してしまう前に、立ち直ることができるのだ。
ちなみにこれがヘルシーリテラシーのチェック問題。どちらが健康のためにいいかわかるだろうか。
- ガッツリ飲み食いした翌朝のごはんは、【とる or とらない】
- 精神的疲労が溜まったら?【運動で解消 or 食事で解消】
- 飲み会がある日のランチは、【しっかり食べる or 軽めに食べる】
- ダイエットをしたい人は、【夕食を抜く or 間食をとる】
- 便秘に悩む人がとるべきなのは、【ごぼう or 海藻】
- 対人関係でストレスを抱える理由は?【人を信じるから or 人を信じないから】
- ひとりの時間がほしいときは?【朝4時に起きる or 夜更かしをする】
自分の思う答えと実際は違うはず。ぜひ、本書を読んで知識をつけてほしい。
人生100年時代を健康に生きたいとはいえ、ずっと嗜好品を我慢して生きるのもつらい。ぜひ本書で〝毒抜きのコツ〟を実践して、毎日を楽しみたい。
(Takako.S)
https://www.shogakukan.co.jp/books/09825367