TSUTAYA TOKYO ROPPONGIがリニューアル。六本木 蔦屋書店にオープン

書店がリニューアルされるたびにBOOK & CAFEに変貌していくことが珍しくなくなってきたが、日本での先駆けとなったのが2003年に六本木ヒルズの一角にオープンしたTSUTAYA TOKYO ROPPONGIだ。日本の書店文化に新たな風を吹き込んできた、開店17年目を迎えて大幅にリニューアル。六本木 蔦屋書店として、2020年3月7日にオープンした。

多くの外国人観光客を含む約4,000万人が来街するという六本木ヒルズの立地環境特性に合わせ、“六本木の洋書屋”というコンセプトでリニューアル。BOOK & CAFEに加えて、BOOK & BAR-LOUNGEも新設された六本木 蔦屋書店。

注目必至の「六本木 蔦屋書店10のポイント」をご紹介しよう。

1)ここは、“六本木の洋書屋”

30,000冊の洋書・洋雑誌を取りそろえた“六本木の洋書屋”として、特にデザイン、ファッション、アートなどのジャンルを強化し、国際的に活躍するGlobal Thinker にSource of Inspiration を提供する。

2)BOOK & CAFEの愉しみ

日本のBOOK & CAFEの先駆けとなった六本木のTSUTAYA。購入前の本もスターバックスのコーヒーと共にじっくりと読み、本との出会いを楽しめるそのスタイルはリニューアル後も継承。さらに、テラス席を中心にカフェ席を増席。コーヒーと読書でくつろぎのひと時を過ごせそうだ。

3)BOOK & BAR-LOUNGEの愉しみ

BOOK & CAFEに加えて、BOOK & BAR-LOUNGEを新設。2階「The Lounge」でも購入前の書籍・雑誌を読める。2017年にWorld’s Best Sommeliers(世界のソムリエ50)に選出されたヤン・セジュ氏と、Chivas Regal MIZUNARA Masters Cocktail Competitionでの優勝経験もあり、日本茶と洋酒、和酒全般を合わせたカクテルなど新しい提供をし続ける大場文武氏がタッグを組んでつくりあげた、アート作品をモチーフとしたカクテルの数々も愉しみだ。

左:ジュゼッペ・アルチンボルド『夏』にインスパイアされた「as exotic as you can be」2,400円、右:ポール・ゴーギャン『果物をもつ女』にインスパイアされた「after this , you may」2,200円

4)日本をお持ち帰り

もらった人が幸せになる。贈った人も誇らしい。 そんな日本の“OMIYAGE”が揃っている。「日本を持ち帰る」をコンセプトに、職人の技が光る逸品がずらり。

5)一つ先のモノ選びを

Stationeryのコーナーでは、文具だけでなく、仕事の質を高めるガジェット、プライベート空間を彩るインテリア雑貨、社会課題を意識した一つ先のもの選びを提案する品々など、“これからのスタンダード”を意識したライフスタイルグッズが揃えられる。

6)ここでしか手に入らない「六本木 蔦屋書店限定商品」

六本木 蔦屋書店のオープンを記念してつくられたfragment designとRAMIDUSによる「本のためのトートバッグ」(15,000円)、京都の老舗洋菓子店「フランス屋製菓」と共につくった「大和色ショコラ」(3,000円)、紙の専門商社PCM竹尾監修による限定販売のノート(1,500円)、ベリンガー社のノブレッサレザーを使用したBONAVENTURAスマホケース六本木 蔦屋書店限定カラー(20,000円~)など、ここでしか手に入らない商品にも注目だ。

7)アートがある書店

本棚に囲まれたアートスペース「BOOK GALLERY」も見逃せない。アートシーンで注目され、今後さらなる活躍が期待されるアーティストの作品が展示・販売される。オープニングでは、エアロゾルライティングやストリートアート、カリグラフィー、ファインアートの文脈も包括する研究とその制作で多方面から評価の高い大山エンリコイサム氏の展覧会を開催。

8)子どもたちにもインスピレーションの源を

「絵本はアート」をテーマに、絵本の豊かな色彩とさまざまな物語を通して、子どもたちの豊かな感性と知的好奇心を育む良書が揃えられた。英語はもちろん世界各国の言語の絵本や、絵本を卒業した子供のための読み物や図鑑も数多く用意されている。

9)映画の街・六本木にふさわしい映画コレクション

映画を愛する人々から世界最高峰と高い評価を得る米国のパッケージレーベル、CRITERIONのBlu-rayディスクが用意されている。また、コレクションとして所有したい、映画史に名を残す作品をBlu-ray修復版・4K版を中心に品揃え。

10)朝7:00から24:00まで、年中無休

朝は7:00から営業なので、出勤前や、休日の朝の散歩、朝のコーヒータイムにも利用できる。夜は深夜までお酒と本、アートでくつろぎのひと時を。

TSUTAYA TOKYO ROPPONGIから六本木 蔦屋書店と名前は変わっても、日本の書店文化に新たな風を吹き込む姿勢には変化はなさそうだ。家にこもる時間も増えそうなこのご時勢、お気に入りの一冊を探すために訪ねてみてはいかがだろう。

六本木 蔦屋書店
公式サイト :https://store.tsite.jp/roppongi/
住所 :東京都港区六本木6丁目11−1 六本木ヒルズけやき坂通り1F・2F
営業時間:7:00~24:00(2Fバーラウンジは10:00~24:00)

(冨田格)