国内外を問わず人気を集めるスタジオジブリのアニメーションの数々。その世界観に没入できる「三鷹の森ジブリ美術館」もまた、連日多くの観客が訪れている。
3月20 日には、三鷹の森ジブリ美術館初となる公式写真集『ジブリ美術館ものがたり』が発売される。それを記念した写真展『ジブリ美術館ものがたり写真展』が東京・渋谷で開催中だ。写真集と写真展の魅力をご紹介しよう。
◾︎公式写真集『ジブリ美術館ものがたり』
普段は撮影することのできない三鷹の森ジブリ美術館の館内を、タイ在住のKanyadaがiPhoneで撮影。そこには、長年ジブリで働くスタッフたちですら驚かされた美術館の知られざる表情が写っていた。
株式会社スタジオジブリ代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫氏は「ジブリ美術館を題材に写真を撮ったプロのカメラマンは200人を超える。彼女の撮った写真は、そのどれとも違っていた」と絶賛している。その一枚一枚を丁寧に選り集め、250mm×250mmの大サイズで、160ページのボリュームを楽しめる写真集に仕上げたのが『ジブリ美術館ものがたり』だ。
巻末には株式会社スタジオジブリ代表取締役社長・三鷹の森ジブリ美術館2代目館長の中島清文氏による、15000字を超える解説文と、鈴木敏夫氏による「あとがき」も収録。テキスト部分は英語・中国語(簡体字)訳も掲載されている。宮崎駿監督との知られざるエピソードや美術館の裏話など、ジブリファン必読の内容となっている。
『ジブリ美術館ものがたり』
企画・編集:スタジオジブリ Kanyada (写真)
仕様:B4変型ハードカバー/160ページ
本体価格:3800円(税別)
発売日:2020年3月20日
◾︎写真展『ジブリ美術館ものがたり写真展』
『ジブリ美術館ものがたり写真展』は、三鷹の森ジブリ美術館初となる公式写真集「ジブリ美術館ものがたり」の発売を記念して開催される写真展。
会場内は、普段は撮影することができない三鷹の森ジブリ美術館の館内外写真(「ジブリ美術館ものがたり」より抜粋)のパネル展示をはじめ、『天空の城ラピュタ』に登場する「要石」や「ロボット兵」ミニチュアフィギュアの貴重な展示のほか、スタジオジブリ プロデューサー鈴木敏夫さんによる描き下ろしの書も展示される。
会場内はすべて写真撮影が可能となっているので、三鷹の森ジブリ美術館で人気のフォトスポットを再現したコーナーで写真を撮ることも可能だ。
また入場特典として、「ジブリ美術館ものがたり」に掲載されている写真が使われた”卓上カレンダー”(非売品)が、各日先着500部プレゼントされる。
会場では、写真集「ジブリ美術館ものがたり」の先行販売が行われるほか、『ジブリ美術館ものがたり写真展』開催記念グッズや三鷹の森ジブリ美術館でしか購入することのできないオフィシャルグッズ、さらには鈴木敏夫さんの直筆サイン入り「南の国のカンヤダ(著/鈴木敏夫)」の販売も予定されている。
会場は、三鷹の森ジブリ美術館の掲げるコンセプト”迷子になろうよ、いっしょに。”をテーマとし、順路は設けず、あちこち歩きまわって、好きな写真やスポットに出会うような、迷子になる感覚を楽しんでいただける空間となっているそうだ。普段見ることのできない貴重な写真や、ここでしか購入することのできないグッズ販売など、ジブリの世界をより深く楽しめる写真展となっている。
写真集と写真展、この春、ジブリ好きには見逃せないビッグ・イベント。世界がざわめいているこんな時節だからこそ、しばし夢の世界で遊んでみるのもいいものだ。
©Studio Ghibli
©Museo d’Arte Ghibli
Photo by Kanyada
『ジブリ美術館ものがたり写真展』
会場:hmv museum(「HMV&BOOKS SHIBUYA」6F)
日程:2020年3月6日(金)~3月19日(木) ※初日3月6日(金)は17時から開場予定
営業時間:10:00~21:00 ※入場は20:30まで
入場料:500円(税込) ※未就学児無料
特設サイト URL:https://www.hmv.co.jp/news/article/2002141000/
※会場よりお知らせ
【hmv museumへご来場いただくお客様へ】
新型コロナウイルス感染症の発生に伴い、当社では厚生労働省のガイドライン等を参考に、感染予防・感染拡大の防止に細心の注意を払い、写真展の運営を行ってまりいます。感染症対策の趣旨をご理解いただき、下記のご協力をお願いいたします。
(冨田格)