本国メキシコではすでに完売してしまったという、貴重なテキーラが138本限定入荷。そのスペシャルな味わいを楽しもう。
フィデアでは、日本人初のテキーラ職人としても話題になった景田哲夫氏所属のカスカウィン蒸留所製「カスカウィン・アニベルサリオ」の販売を開始。本商品はカスカウィン蒸留所の創業者の生誕100周年を記念するもので、伝統製法であるタオナ・タテマドといった古来の手法を用いており、非常に手の込んだ逸品だ。
■カスカウィン・アニベルサリオのこだわり
タオナという石臼で轢くことでより甘みと香りを引き出し、タテマド(地中を利用した石窯)で蒸し焼きにすることで甘みを濃縮する、古来の工程により製造されている。
その味わいを日本テキーラ協会林生馬会長は「いままでにない素晴らしいテキーラで、これほどのものは過去に類を見ない」と大絶賛。アルコール度数は46度。タテマド由来の”コク味”としてのスモーキー感が漂う。更には程よい苦みと塩味も感じられ、フィニッシュまで原材料の野性味あふれるキックバックも楽しめる。
メキシコではすでに販売予定本数は終了。現在深刻なアガヴェ不足に陥っているテキーラ業界において、付加価値を高める形での最高品質のテキーラづくりに蒸留所が力を入れている1つの結果といえる。
■カスカウィン・テキーラ景田哲夫
六本木・西麻布の複数のテキーラバーで10年以上に渡りバーテンダーとして活動。テキーラに対する情熱が抑えきれなくなり、2014年、宛もないまま単身メキシコにわたる。現地でも彼の熱意とテキーラへの造詣の深さが認められ、日本人初のテキレロとしてメキシコでも老舗ブランドの1つであるCascahuin(カスカウィン)に迎え入れられ、その後4年間テキーラの製造に携わっている。
カスカウィンは今年、テキーラのおもな産地であるハリスコ州を代表するテキーラとして知事から表彰され、伝統製法にこだわる老舗ブランドでありながら、近年目覚ましく発展している蒸留所だ。
■カスカウィンとは
脈々と受け継がれ、蒸留所設立から現在2世代目を迎えたTequila Cascahuin(テキーラカスカウィン)蒸留所は、1904年ハリスコ州はバジェス地方、エル・アレナル自治区でその産声を上げた。
原料であるリュウゼツラン=アガヴェを100%使った100%アガヴェ・テキーラは、いうなれば純米吟醸酒のテキーラ版。ストレートやロック・スタイルで愉しめる逸品。100%アガヴェのテキーラの中にも、コストカットのために製造工程を簡易化してテキーラ本来の味を失ってしまったブランドが散見されるが、Cascahuinでは現在でも頑なに丁寧な製造工程が守られている。
こだわりのテキーラをぜひ。
販売店:エルメヒコ(http://el-mexico.net/)
(田原昌)