「魚のアメ横」とも言われる海の幸が楽しめる「寺泊(てらどまり)魚の市場通り」。国道402号線沿いにある海産物市場で新潟でも人気の観光スポット。
国道を挟んで日本海側に用意された広い駐車場には、大型の観光バスや県内はもちろん県外からの乗用車も多く駐車している。
地魚をはじめ全国の海産物、土産物、食堂などが軒を連ね、店先からは魚やイカ、帆立などを焼く香ばしい香りが漂ってくる。
店によってはテーブルと椅子が用意された休憩所を設けているので、座って飲食ができるところもある。
鼻と心をくすぐられ思わず食べ歩きをしたくなるところだが、こちらでは海鮮丼をいただくことが目的だったのでレストランに入店した。
メニューを見るとどれもおいしそうでしばらく悩み、「かにいくら丼」とグラスの生ビールをオーダー。
蟹の身がたっぷり載った「かにめし丼」もおいしそうだ。
甘くふっくらとした蟹と大粒のいくらを味わいおなかが満たされたところで、市場内を散策する。浜茹でのずわいがに、子持ち甘えび、地場の魚介類などや干物、加工品が豊富に並び、買い物客でにぎわっている。
通りのテーブル席は浜焼きの魚や牡蠣、熱々の漁師汁などを味わう観光客であふれている。地酒を販売する店や刃物・金物を売る店などもあり、市場としての規模は小さいが見て回るのも楽しい。
暖かくなってきたら浜焼きを購入して海辺の公園で潮風を感じながら頬張るのもいいかもしれない。
所在地:新潟県長岡市寺泊下荒町
(小椚萌香)