蒲田の町工場を感じるホテルが、FX国際インテリアデザイン賞にてファイナリストに入選

蒲田というと、どんなイメージを持つだろうか。大田区・蒲田は、町工場による最先端の加工技術の集積地であり、東京の玄関口として国際的な発展が期待される一方で、昔ながらの下町の雰囲気を随所に残す温かみを残す街。

そこで、ホテル オリエンタルエクスプレス 東京蒲田は、宿泊を通して蒲田の街の魅力を体験することができるホテルをコンセプトに設計。

「テクノロジーとノスタルジーが混在する情景」をデザインに取り入れた空間を目指し、ホテルの様々な場所に蒲田らしさを感じられる工夫がちりばめられている。

商店街の一角に顔を出したメタルメッシュのスクリーンによるアプローチを抜けると、風除室に展示された1940年代に製造された英国製旋盤機の出迎えによって蒲田の街の体験がスタートする。

客室の廊下にはガルバリウム鋼板

外観から連続したメッシュ天井のエントランスホールは、天井裏のダクト等をあえて照明で照らし上げることで、インダストリアルな雰囲気を演出。

朝食をとるダイニングには、国内最大級の折板機によって鉄板一枚板を折り曲げて作った照明器具が中央の大きなテーブルの上に吊られている。

さらに、客室に向かう各階エレベーターホールには、大田区の町工場による最先端の加工技術(合せる、掘る、削る、折る、磨く、曲げる)を用いた階数表示を設置。宿泊体験を通して、自然と蒲田のものづくりの魅力に触れる仕掛けとなっている。

 

 

客室にも工業素材やそれをモチーフにした家具を採用

 

じつはこのホテル オリエンタルエクスプレス 東京蒲田、20年以上の歴史を持つイギリスのデザイン誌「FX Magazine」によって優れたインテリア製品・プロジェクトに対して贈られるデザイン賞である「FX国際インテリアデザイン賞」のファイナリストに入選したという、そのデザインセンスは折り紙付き。

ものづくりに携わるビジネスマンの出張に、利用してみてはいかがだろうか。

(Takako.S)

ホテル オリエンタルエクスプレス 東京蒲田
https://tokyokamata.hotelorientalexpress.com/