ヴィーガンやベジタリアンでも食べられる!精進料理のカップラーメンとは?

肉や魚、卵を一切使わずに作られていることから、宗教的な意味合いとは別に、ヘルシーな料理としても注目度が高まりつつある精進料理。

そんな中、禅宗監修による「五葷・動物性食品一切不使用」のカップラーメン「精進ラーメン禅道 醤油」が登場した。

「精進ラーメン禅道 醤油」は、幾度も試作を繰り返しながら、コクと旨味を引合わせる手法を確立して作られたカップラーメン。

◾︎こだわりのポイントは「昆布」と「野菜」

開発において、ラーメンのコクと旨味を「五葷・動物性食品一切不使用」でどのように表現するかが商品化にあたって最大の難関だった。

完成された「禅道」のベースは醤油に昆布と野菜の旨味を染み渡らせ、発酵や酵母といった昔ながらの食の加工技術を使っているのが特徴。昔懐かしい味わいに仕上げている。

上に乗る具材には、肉の代替として最近話題となっている「大豆肉(ソイミート)」を採用。

食感や見た目の雰囲気を重視し、厳選した素材を使用することで、ラーメンになくてはならないボリューム感を補完した。

その他、ちんげん菜/人参/カボチャといった普段ラーメンに使用されにくい素材を入れ、出汁の旨味を引き出し、優しさと柔らかさを重視した仕上がりを目指したという。

■胃もたれと罪悪感がない、低カロリーな健康食

油で揚げたカップラーメンならではの麺の風味が楽しめるにも関わらず、カロリーは284kcal(78g)と、一般的な即席中華めん(100g当たり445kcal) と比較しても抑えられているのが魅力。

日頃のダイエットで食生活に悩んでいる方はもちろんベジタリアン、ヴィーガンでも楽しめそうだ。

■禅の心にかえる、3カ所12枚の禅宗名所カード

また、カップラーメンの仕上がりを待つ3分の時間で禅宗の素晴らしさに触れられるよう、幾多ある中で3カ所のお寺の名所を記したカードを12種類用意。

歴史の奥深さと、現代に通づる芸術作品として知られる建造物や造作物についての説明を記している。

・可睡斎(静岡県):静岡県袋井市久能にある曹洞宗の寺院で江戸時代には「東海大僧録」として三河国・遠江国・駿河国・伊豆国の曹洞宗寺院を支配下に収め、関三刹と同等の権威を持った。遠州三山の1つ。

・城満寺(徳島県):徳島県海部郡海陽町吉田にある曹洞宗の寺院。 1295年に曹洞宗の太祖、瑩山紹瑾により開山される。曹洞宗で9番目に古い寺院であり、四国では最古の禅寺。

・最乗寺(神奈川県):神奈川県南足柄市にあり曹洞宗に属し全国に4000余りの門流をもつ寺である。
御本尊は 釈迦牟尼仏、脇侍仏として文殊、普賢の両菩薩を奉安し、日夜国土安穏万民富楽を祈ると共に、真人打出の修行専門道場である。

世界初の精進料理のカップラーメンのお味をぜひ確かめてみてはどうだろう。

http://zen-foods.jp

(Yuko Ogawa)