築140年の武家屋敷を温泉旅館に再生 「Nazuna 飫肥 城下町温泉 -小鹿倉邸-」

宮崎県日南市の飫肥城を中心とした、伊東氏飫肥藩の旧城下町「飫肥(おび)」。

藩医邸として江戸時代末期に建てられた築140年以上の武家屋敷を改修した、全5室の温泉旅館がオープンする。

■全客室に温泉露天風呂付き、地域の特徴をテーマにしたコンセプトルーム

「⼩⿅倉邸(こがくらてい)」は、築140年以上の⺟屋と離れの納屋を改修した全5室の旅館。全室に市内の北郷温泉から輸送された温泉を愉しめる露天⾵呂を備え、客室は全て飫肥の特徴をテーマとしたコンセプトルームとした。

 

飫肥のシンボルカラーである紫を基調とした「HONMURASAKI」、古くから飫肥の産業を⽀えてきた飫肥杉をテーマとした「SUGI」、飫肥の街並みのあちこちで⾒かけられるお茶の⽊の⽣垣から着想を得た「CHABOKU」、⽇南市の特産品である柑橘種をモチーフとした「DAIDAI」、飫肥の美しい⾵景に⽋かせない「KOKE」の、異なる5タイプの客室で、滞在を通じて飫肥の⾵⼟を感じる宿泊体験を提供する。

江⼾時代から今⽇まで守られてきた趣ある佇まいを保存・継承するため、建物外観の補修は最低限に留めた。

 

■地域交流機能を兼ねたレセプションスペース

宿泊受付を⾏うレセプションスペースは地域交流機能も兼ね、飫肥ならではの郷土料理や商店街で販売されるここならではの商品に触れることができる。

同エリア内の商店の特徴を1店舗ずつまとめた「ガイドカード」を⼿に取れるなど、地域の繋がりを感じることもできる。飫肥城下町の新たな観光拠点として、多くの⼈々が行き交う場として活⽤される予定だ。

 

■既存の1棟貸し宿泊施設を統合する「分散型旅館」

⼩⿅倉邸の開業に伴い「季楽 飫肥 勝⽬邸」「季楽 飫肥 合屋邸」を本旅館に統合し、⼩⿅倉邸の5室と合わせた全7室の新たな分散型旅館として営業を開始。

 

 

城下町の伝統的建造物を再生した宿で、いにしえの時代に思いを馳せてみては。

 

所在地:宮崎県日南市飫肥八丁目4131

オープン日:2020年3月(予定)

URL:https://www.nazuna.co/property/nazuna-obi-onsen-resort

※一棟貸しである勝目邸・合屋邸は温泉露天風呂なし

(MOCA.O)