「ウラカン EVO」にスポーツドライビングの原点に立ち返る“RWD”が追加設定

新型ウラカン EVO RWDは、最新テクノロジーの恩恵を受けながらも、その性能に圧倒されることなく、よりピュアなドライビングを愉しみたいと考えるユーザーに向けたモデル。駆動方式はウラカン EVOのAWDから後輪駆動に変更され、それに伴って車重も1,422kgから1,389kgへと大幅な軽量化を実現。前後重量配分は前40:後60となる。

心臓部の5.2L自然吸気V10エンジンは、ウラカン EVOの640ps/600Nmから、コントロール性を重視した610ps/560Nmへとデチューンし(とはいえ十二分すぎるパワー&トルク)、操る歓びとのバランスを向上させている。トランスミッションは同じく7速デュアルクラッチが組み合わされる。

また、RWD向けに新開発した「P-TCS(パフォーマンス トラクション・コントロール・システム)」も搭載し、あらゆる路面状況で安定感のあるドライビング性能を発揮する。

P-TCSの介入レベルは、ANIMAと呼ばれるドライビングモード選択システムによって調整できる。たとえば、グランドツーリング向けの「ストラーダ(STRADA)」モードでは、グリップが低い路面でも後輪のスライドを最小限に抑えて、安定性&安全性を確保する。

「スポーツ(SPORT)」モードでは、絶対的な安全性を損なうことなく意図的なテールスライドやドリフトを可能とし、ドライビングの愉しさを増幅させる。そして「コルサ(CORSA)」モードでは、コーナー出口におけるトラクションとアジリティを最適化し、サーキットにおけるパフォーマンスを最大化する。

エアロダイナミクスもRWD専用に再設計され、フロントの大型エアインテークやリア下部のディフューザーなどの造形は明らかにAWD仕様とは異なる。

コックピットでは8.4インチのマルチタッチスクリーンが搭載され、従来よりもワンランク上の高度なコネクティビティが提供される。価格は2,412万6,941円。

(zlatan)

画像元:ランボルギーニ・ジャパン