大盛況のうちに閉幕した東京オートサロン2020でも、ひときわ多くの耳目を集めていた新型コルベット。それもそのはずで、史上初のミッドシップ採用による新次元のパフォーマンスへの期待は大きい。
ドライバーの後方に鎮座するエンジンは、6.2リッターのV8自然吸気で、最高出力495ps/6,450rpm、最大トルク637Nm/5,150rpmを発揮する(パフォーマンスエキゾースト装着時)。また、より低い位置にエンジンをマウントして低重心化を図るとともに、サーキット走行を見据えてドライサンプオイルシステムや3基のスカベンジポンプを初採用している。
組み合わされるトランスミッションはシボレー初の8速デュアルクラッチ(パドルシフト付き)となり、シフトレバーは持たず、プル&プッシュ式の電気式シフターを採用する。
ドライブモードは従来の4種類から6種類へと拡大。ウェザー・ツアー・スポーツ・トラックに加え、個別設定のマイモードと、さらに細かい調整を可能としたZモードが加わった。Zモードはステアリングホイール上の「Z」ボタンから瞬時に呼び出すことができる。
レーシングカーと航空機からインスパイアされたという、彫刻的かつエキゾチックなプロポーションにも心躍るだろう。ボディサイズは全長4,630×全幅1,934×全高1,234mm、車重は1,530kg。ボディカラーは写真の「ゼウスブロンズメタリック」をはじめ、全6色が設定される。
日本に導入される仕様は「2LT」と「3LT」で、いずれも「Z51 パフォーマンスパッケージ」が標準装備される。さらに「2LT」にはGT2バケットシート、「3LT」にはコンペティションスポーツバケットシートや内外装の随所にカーボンパーツが奢られる。
■グレードおよび価格
コルベット クーペ 2LT=1,180万円
コルベット クーペ 3LT=1,400万円
※予約注文は2020年1月10日より。デリバリーは2021年春を予定
(zlatan)
画像元:GMジャパン
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