茶室をイメージしたサウナが話題に!伊豆の登録有形文化財の温泉旅館「おちあいろう」

この季節、休日に訪れたいスポットといえば温泉。

そこで今回は、伊豆・天城湯ヶ島温泉にリニューアルオープンした登録有形文化財の温泉旅館『落合楼村上』をご紹介したい。

明治7年創業、145年の歴史を紡いだ登録有形文化財の温泉旅館『落合楼村上』。

古き良き時代の面影はそのままに、現代の高い建築技術との融合により、デザインを一新し、「おちあいろう」として、令和元年9月26日にリニューアルオープンした。

歴史と伝統、豊かな自然の借景はそのままに、最新の建築技術と洗練されたデザインで現代的に一新。アメニティにもこだわり、より快適に過ごせる温泉旅館に生まれ変わった。

都会の喧騒から離れた自然豊かな伊豆の奥地にある「おちあいろう」が位置するのは、本谷川と猫越川が合流する狩野川の畔。

島崎藤村、川端康成、北原白秋などの名だたる文人墨客に愛されてきた温泉宿は、登録有形文化財にも指定された唯一無二の非日常の空間だ。

職人の卓越した伝統技術による装飾とモダンな雰囲気を残すステンドグラスや照明が施されたラウンジ、婚礼や祝典で利用できる伝統的な和の空間「大広間」など、建築美も楽しめる。

全16室の客室には、源泉掛け流しの内風呂も。食事は新鮮な地元伊豆の食材をふんだんに使用し、四季を五感で楽しめる懐石が堪能できるのも魅力だ。


また、自然豊かな伊豆の山々と眼前を流れる狩野川を眺望できる露天風呂と湯けむりに包まれた洞窟風呂では、天城湯ヶ島温泉ならではの源泉掛け流し硫酸塩泉が、日頃の疲れを芯から癒す心地よさ。

今回のリニューアルで新たに、柔らかな木漏れ日がさす源泉掛け流しの内風呂(月の湯)に、サウナブームを先導してきた業界の第一人者 松尾大氏が手掛けた、茶室を思わせるサウナを併設した。

今行くべき全国のサウナをランキングにした「SAUNACHELIN 2019(サウナシュラン 2019)」に選出された、今注目のサウナとしても話題を集めている。

東京から1時間半、渓流の音に耳を傾けながら、贅沢な非日常のひとときを過ごしてみてはいかがだろう。

【旅館概要】
名称:おちあいろう
所在地:静岡県伊豆市湯ヶ島1887-1
客室料金:67,000 円~102,000 円 (税込)
(※表記料金はいずれも 1室2名様ご利用時、1名様料金1泊2食付サービス料、入湯税込、宿泊中のお飲み物代も込)
源泉:天城湯ヶ島温泉

https://www.ochiairo.co.jp

(Yuko Ogawa)