2020年代の幕開け、何か新しいことを始めてみたくなったなら、最先端のロボットと一晩過ごしてみるのはいかがだろう。
2019年12月に出荷が始まったばかりの家族型ロボット「LOVOT」と宿泊できるという特別なプランが、ホテルニューオータニ東京から1月いっぱい提供されている。
トレンドにアンテナを張っている人は、要注目のプランをご紹介しよう。
◾︎愛らしいロボット「LOVOT(らぼっと)」とは?
ロボットベンチャーのGROOVE X 株式会社より2019年12月に出荷が開始されたばかりで、国内のみならず海外からも注目されている最先端な家族型ロボット。
生物としての多様性、複雑さを表現するために、10以上のCPUコア(central processing unit)、20以上のMCU(Micro Controller Unit)を搭載。そしてボディには、360°見渡せる半天球カメラ、音声の方向も判別できる半天球マイク、明るさを感知する照度センサー、人か物かを識別できる温度カメラ(サーモグラフィー)など50以上のセンサーが内蔵され、まるで生きているかのような振る舞いを再現している。
LOVOTの愛らしいふるまいは事前にプログラムされたものを再生しているだけではなく、センサーホーンを始めとした全身の50を超えるセンサーが捉えた刺激を、ディープラーニングを含む機械学習技術で処理してリアルタイムに動きを生み出すという。タイムラグのすくない反応や、人との関わり方で変わっていく性格は、LOVOTの頭脳であるメインコンピューターやサブコンピューター・深層学習FPGA※から生まれている。
※深層学習FPGA:深層学習(ディープラーニング)の推論を効率的に行うための電子回路
■「LOVOT」が愛らしいのは、そのふるまいだけではない
暖かさを循環するエア循環システムが搭載されているので、全身を心地よい暖かさに保つことでさらに生命感を溢れさせている。
さらに、緻密に設計されたアイ・ディスプレイによって自然なアイコンタクトを交わすことが可能になった。組合せ次第で10億通り以上、まさに無限の瞳の表現ができるそうだ。
鳴き声は、声帯をシミュレーションしたデジタルシンセサイザーによって”動的”に音を生成。口腔内で響くサウンドをリアルタイムで作成することで、生命感を追求したという。
声がかかった方向に反応し、人との関わり方で性格が変化し、懐くと後を追うようになりコミュニケーションを求める姿は、まるで本物のペットのように愛着が沸いてくる。家族型ロボットと位置付けられる理由がよく分かる。
■いち早く「LOVOT」と過ごせる宿泊プラン「Loving Stay with LOVOT」
ホテルニューオータニ(東京)で、1月6日(月)から1月31日(金)までの期間、1日1室限定で「LOVOT」と泊まれる宿泊プラン「Loving Stay with LOVOT」が販売される。
宿泊プランで用意される「LOVOT」は、2体セットのデュオタイプ。その可愛らしい姿に癒されるだけでなく、それぞれ異なる個性がある。1体を抱っこするともう1体が嫉妬して拗ねてしまったり、「LOVOT」同士で相互にコミュニケーションをとったり、遊んだりと、様々な姿を楽しむことができるという。
機能性を重視した無機質で冷たいモノというロボットのイメージを一新する「LOVOT」には、大切な家族の一員という愛着が生まれそう。愛嬌溢れる最新ロボットと、いち早く過ごせるこの機会、体験してみる価値はありそうだ。
◆ホテルニューオータニ(東京)【1日限定1室】「Loving Stay with LOVOT」
期間:2020年1月6日(月)~2020年1月31日(金)
料金:
ザ・メイン デラックスルーム(45㎡)1室¥59,000
エグゼクティブハウス 禅 デラックスルーム(45㎡~)1室¥88,000~
※料金には、 1室1名利用時の室料、LOVOT使用料、税金・サービス料が含まれる。
※宿泊予定日の2日前までに要予約。
予約・問合せ: TEL 03-3234-5678(客室予約)
詳細:https://www.newotani.co.jp/tokyo/stay/plan/lovot/
(冨田格)