水温1℃単位まで徹底された革の製造レシピ。難しい色グレーのビジネスバッグが完成

ひときわ目を引くグレーのビジネスバッグ登場!

水温が1度異なるだけで革の仕上りが変わってしまう繊細な製造レシピの中、敢えて難しい色グレーのビジネスバッグに挑戦。革が主役のビジネスバッグ「Rintosh(リントッシュ)」の限定カラーとして登場。

バッグ&雑貨小物を取り扱う、asobozeのブランドコンセプトである”素材・色・カタチにあそびを”。

1年かけて挑戦してきた限定色グレーがついに完成した。

■グレーへの挑戦

ビジネスバッグで、しかも牛革では珍しいグレー。asobozeならではの挑戦だが、これが思った以上に険しい道のりだった。

革の魅力の1つには、皮が本来持つシワやトラ、ムラ、血筋などが表面に現れ、1点1点表情が異なることが味わい深いことが挙げられる。グレーという色は、そういった革の魅力とは相反する色とも言え、無機質なイメージがあり、革の仕上りが上手くいかないと、のっぺりとしたペンキで一律に塗ったような面白みのない色になってしまうのが問題だった。

元々このビジネスバッグRintoshの革は、水温管理から徹底された繊細な製造レシピで作られている。

牛革は兵庫県のタンナーに厳選された革で、北米の温暖な地域で育った、去勢された乳牛のオスの、2歳のデイリーステアよりも半年若く傷の少ないオーバーキップと呼ばれる皮を使用している。広大な敷地でトウモロコシなどを食べ、ストレスが少なく育った牛から取られたオーバーキップはキメが細かく、傷も少ないことが特徴。

そんな皮を上質な革に仕上げるのも職人の専門的な知識と経験が必要となり、水温が1度異なるだけで仕上がりが大きく左右される。そのため、一般的には30~50mほどの深さからの井戸水を使用するが、気候の変化に左右されない深さ210mの深井戸から水をくみ上げ、安定した水温をデータで管理し、皮革製造のレシピを元に鞣している。有害な化学物質も一切使用せず、より安全な革を作っている。

その製造レシピで難しい色グレーを出すには、革らしさが表面から消えてしまったり、色が濃く出てしまったりと何度も試行錯誤を繰り返して作り直した。

構想から1年ほどかかったが、革らしさは残したまま、光の当たり方で色の見え方が変わる表情豊かなものに仕上がった。

ビジネスシーンに映えるグレーのバッグは、目を引くアイテムとなること間違いなし。

公式サイト:https://www.asoboze.jp/c/catetop/mensbag/briefcase/av-w162