1949年に誕生したオニツカタイガーは、今年で創立70周年を迎えた。
2019年7月3日、誕生70周年を祝し国内外で高い人気を誇るデザイナー7人とのスペシャルコラボレーションを発表。しかし、7人目はシークレットとされてきた。11月まで一組ずつ順次発表されてきて、いよいよシークレットとされてきた7人目が明らかにされた。
12月19日にラフォーレ原宿にて開催された「ONITSUKA TIGER×TOMOHISA YAMASHITA 70th ANNIVERSARY コラボレーションシューズ発表会」の模様をご紹介しよう。
◾︎70周年を祝う7人とのコラボレーション
ファッションとスポーツ、そしてヘリテージとイノベーションを融合させたコンテンポラリーなコレクションで、世界のファッショニスタを魅了し続けている「オニツカタイガー」。
ブランド誕生70周年を祝したデザイナー7人とのスペシャルコラボレーションには、国内外のファッションを牽引するデザイナーが起用された。
「CINOH」デザイナー 茅野誉之氏、「KKtP」デザイナー Kim Kiroic氏、「CHRISTIAN DADA」デザイナー 森川マサノリ氏、「STAFF ONLY」デザイナー Shimo Zhou氏、Une Yea氏、「KYE」デザイナー Kathleen Hanhee Kye氏、「sulvam」デザイナー 藤田哲平氏。
そしてフィナーレを飾るシークレットゲストは、グローバルに活躍する山下智久氏だ。
◾︎GFWD「Go Forward(邁進)」と名付けられた意味
今回発表された「GFWD」は、アーカイブのフィールドブーツから着想を得た「RINKAN BOOT™」をベースに、山下氏がデザインをアレンジした。
「GFWD」は山下氏が好きな言葉「邁進(Go Forward)」をイメージして作られた造語。常に前向きであることを象徴的に表している。GFWDのグラフィックは、シューズの中敷とクリアラバーソールにもプリントされている。
ベースモデルのもつラギッド(無骨な)すぎないフィールドブーツ感を生かしつつも、筒丈が約3㎝長いハイカットブーツ仕様にアレンジされている。またヒール周囲にはラバーパーツが追加され、オリジナルとは違ったデザインのソールに仕上げられている。
WHITEカラーをチョイスした理由を山下氏はこう語っている。
「旅をし続け、歩みを止めず、沢山の新しい人、景色、に出会い、何も色づいてなかった心がオリジナルの色に染まっていく。そんな瞬間をこの真っ白なオニツカタイガーの靴とともに体感して欲しいと言う願いを込めています」
旅からインスパイアされたというWHITEカラー。山下氏が旅で感じたイメージを表現するために、やわらかさとクリーンさを兼ね備えたWHITEのPIGスキンヌバックが採用されている。
「GFWD」というネーミングの理由は
「僕自身も壁にぶつかることもたくさんあったり、スランプに陥ることもあったんですけど、そこで歩みを止めずに邁進し続けることで、次の新たな目標が見えてくる、という経験をしてきました。どんな時も歩みを止めずに進み続けることが大事だと考え、命名しました」
ブーツを選んだ理由は
「人生は、歩きやすい道ばかりじゃないです。でも、ブーツなら歩きにくい道も安全に歩けるし、この靴を手に取ってくださる方の人生の相棒になってほしいと思っています」
シューレース(靴紐)は、リフレクター仕様のロープレースが3本付属。純白のシューズ同様に、シューレースも光に映える仕様となっていて、夜道も安全に歩ける配慮がなされいるのは嬉しいところ。
シューズBOXには山下氏が撮影した花の写真が採用された。
「スペインに滞在中に見た花なのですが、その鮮やかな色と木全体に咲き乱れる赤い花の美しさが生命感に溢れていて印象に残りました。調べたらホウオウボク(Delonix regia)という花/木でした。力強く咲いている花は、まさにその通りだ、名前にも納得しました」
鮮烈な花の赤と、クリーンなシューズの白を対比させたシューズBOXのデザインは、ジャパンらしさがイメージされている。
2019年12月19日より、以下特設サイトおよびSNSにて、特別に撮り下ろしたヴィジュアルやムービーが公開されている。また、12月26日より一部を除く店舗およびECサイトにて展開予定。
特設サイト: http://www.onitsukatigermagazine.com/70th-anniversary/gfwd
ECサイト: www.onitsukatigermagazine.com/store/user_data/70th-anniversary.php
Onitsuka Tiger GFWD
価格:¥18,000(ユニセックス)税抜
オニツカタイガーオフィシャルサイト: www.onitsukatiger.com
WEB MAGAZINE: www.onitsukatigermagazine.com
(冨田格)