4代目ルーテシアの最後を飾る“ファイナルエディション”は限定50台

限定50台のファイナルエディションは、最高峰グレードのルーテシア R.S. トロフィーをベースに、特別な内外装を採用。シリアルプレートには、かつてニュルブルクリンク北コースで“量販FF車最速タイム”を記録した凄腕テストドライバーのロラン・ウルゴン氏のサインが刻まれる。

ボディカラーは「ブラン グラシエ」で、前後エンブレムがブラックになり、ブラックのシャークアンテナも奢られる。ホワイト×ブラックのシンプルな装いは、スポーティかつクールな独特のオーラを漂わせる。ちなみに価格はベース車と同じだ。

パワートレーンは、最高出力220ps/6,050rpm、最大トルク260Nm/2,000rpmを発生する1.6Lの直噴ターボエンジンに、6速EDC+パドルシフトを組み合わせる。

足回りにはラリー競技からフィードバックを受けて開発した「HCC(ハイドロリック コンプレッション コントロール)」をフロントサスに採用し、あらゆる路面で常に最適なグリップと快適な乗り心地を両立する。また、前輪左右の駆動力をモニタリングし、必要に応じて内輪をつまむ「R.S.デフ」を採用して、コーナリング性能を高めている。

選択可能なドライブモードは「ノーマル」「スポーツ」「レース」の3種類で、スポーツもしくはレースモードでは、弾けるようなスタートダッシュを実現するローンチコントロールも可能にしている。

操作は簡単で、上記いずれかのモードを選択後にブレーキペダルを強く踏み、左右のパドルシフトを引くとセット完了。ブレーキとアクセルペダルを同時に強く踏み、エンジン回転数を2,500rpmでキープしながらスタートのタイミングを図る。そして、ブレーキペダルを離し、アクセルペダルを踏めば、静止状態から最大のスタートダッシュを決めることができる。

ファイナルエディションの後には、通算5代目となる新型ルーテシアがすでにスタンバイ。基本骨格からすべてを新設計し、2020年前半に日本へ導入される予定となっている。

■グレードおよび価格
ルーテシア R.S. トロフィー ファイナルエディション=340万2,000円

ルーテシア R.S. トロフィー=340万2,000円
ルーテシア R.S. シャシーカップ=320万8,000円

(zlatan)

画像元:ルノー・ジャポン