新世代ガソリンエンジンのSKYACTIV-Xは、マツダ独自の燃焼制御技術「SPCCI（Spark Controlled Compression Ignition：火花点火制御圧縮着火）」によって、ガソリンエンジンにおける圧縮着火を世界で初めて実用化している。

その特長は、ガソリンエンジンならではの高回転域までの伸びの良さ・吹けあがりの気持ちよさ・静粛性と、ディーゼルエンジンならではの低回転域から湧き出す力強いトルク・応答性・省燃費の融合にあり、かつては実現不可能だった“夢のエンジン”でもある。

また、マイルドハイブリッドシステムの「M Hybrid」を併せて採用し、より滑らかな走りと優れた効率性をサポートしている。

SKYACTIV-Xの排気量は2.0L（1,997L）で、ターボが付かない自然吸気。最高出力は180ps/6,000rpm、最大トルクは224Nm/3,000rpmを発生し、燃費はWLTCモードで17.2km/L（FF・6速AT車）をマークする。

使用燃料はプレミアムガソリンとなり、FF/4WD、6速AT/6速MTを自由に選ぶことができる。また、6速ATにはノーマル⇔スポーツモードを切り替えられる「ドライブセレクション」も備わる。

肝心のドライブフィールは実際に試乗してみるのが一番だが、走り出しはディーゼルエンジンのように力強く、それでいて静粛性にも優れ、高回転までガソリンエンジンのように伸びていく爽快感からは、内燃機関のブレークスルーを感じられるはずだ。

MAZDA 3にはその他にも、使用燃料がレギュラーガソリンの「SKYACTIV-G 1.5（111ps/146Nm・15.8km/L～17.8km/L）」と「SKYACTIV-G 2.0（156ps/199Nm・15.6km/L）」、使用燃料が軽油のディーゼル「SKYACTIV-D 1.8（116ps/270Nm・18.8km/L～19.8km/L）」も用意されているから、比較試乗しながらマイベストな1台を見つけてほしい。

■グレードおよび価格
・MAZDA 3 ファストバック／セダン（SKYACTIV-X搭載車）
X PROACTIVE＝319万8,148円（FF）／343万4,648円（4WD）
X PROACTIVE ツーリングセレクション＝331万9,148円（FF）／355万5,648円（4WD）
X L Package＝338万0,463円（FF）／361万6,963円（4WD）

X バーガンディセレクション＝345万1,963円（FF）／368万8,463円（4WD）
※ファストバックのみ

（zlatan）

画像元：マツダ