サングラスというと、夏のイメージだが、じつは冬でも紫外線は降り注いでいる。
冬になると、徐々日差しが弱くなるので、冬の太陽はダメージがないと感じている人も多いだろう。実際、UVの放射量は夏の3分の1程度になるものの、UVダメージは一年中起こるものだ。
■冬に気をつけたいUV
UVの80%は雪や凍った地面に反射するので、肌や目は空から降り注ぐUV光線だけでなく、地面からの反射するUVにもさらされているのだ。
当然、曇りの日にサングラスは必須。アメリカの皮膚がん財団(スキンキャンサーファンデーション)によれば、なんと太陽から発されるUVの80%は雲を通過するとも言われているとか。
紫外線によるダメージは取り返しがつかないことも多く、最も繊細な部分とされる目の周りの皮膚はダメージを受けやすい箇所。肌は再生するが、目の角膜は再生できないことや、白内障、瞼の皮膚がん、翼状片、加齢黄斑変性などの原因にも。
■日本におけるサングラス
ところが、アイウエアのルックスオティカジャパンが2019年3月に行った「日本でのサングラス使用に関するリサーチ」によれば、目の紫外線対策の認知浸透率は非常に低く、日本の一般的な生活習慣にサングラスは馴染まないと考えられているアンケート結果も。
日本では、サングラスで目を隠すのは不作法と思われたり、偉そうに思われたりという懸念があるが、アウトドアではサングラスは必須。その時のスタイルに合ったアイウェアを身に着けて、毎日蓄積していく紫外線からのダメージを防ぐことが大切だ。
ルックスオティカジ:http://www.luxottica.com/
(Takako.S)