世界で最も過酷なヨットレース「ヴァンデ・グローブ」。そのスポンサーとなったユリス・ナルダンから、「X-factor(未知の要素)」をもたらすウォッチ「ダイバーX ケープホーン」と「ダイバーXポイント・ネモ」が発表された。
「ダイバーX ケープホーン」と「ダイバーXポイント・ネモ」の2つのモデルは、あらゆるリスクを顧みず過酷で危険な挑戦に立ち向かう船員たちを讃えるもので、彼らは人々が居住する最も近い陸地から2700キロ以上も離れた「ポイント・ネモ」を通過する。
■ユリス・ナルダンが公式タイムキーパーとなるヴァンデ・グローブ
外洋レースの中でも究極の試練と言えるヴァンデ・グローブのスタートとゴールの地は、フランスのヴァンデ地方にあるレ・サーブル=ドロンヌだ。4年に1回開催されるこのレースは「海のエベレスト登頂」とも呼ばれ、フランスの海岸から単胴船で地球を南北方向に40,075キロメートルを周回する。
2020年11月8日から始まる次回のヴァンデ・グローブは、初レースから30周年を迎え、ユリス・ナルダンが公式タイムキーパーとなる。
■ヴァンデ・グローブの公式ウォッチ、ダイバーX ケープホーン
チェックポイントのひとつである「ケープホーン(ホーン岬)」は、地球上で最も危険な水域の一つ。この地点は太平洋と大西洋が出会うところであり、自然が容赦のない猛威を振るい、次から次へと危険が迫る。
ウォッチの裏蓋には、ケープホーンの地理座標と、ヴァンデ・グローブレースのルートを刻印。
ティエラ・デル・フエゴを周回する、過酷な旅路であるスパイスルートを思い起こさせるサフランのような濃いオレンジ色のステッチを施したストラップ、カーボン製ベゼル、一目でわかる「X」のマークをあしらった文字盤。ヴァンデ・グローブの公式ウォッチ、「ダイバーX ケープホーン 」は、世界300本限定生産。
自社製キャリバーUN-118ムーブメントは、南北どちらの半球でも高い精度を発揮。ファブリックストラップには先端技術のクロージングスクラッチを採用。調節可能で軽いこの素材は、超軽量のカーボン製文字盤とも調和するデザインだ。
■ダイバーX ポイント・ネモ
船員たちの多くが横断する場所の一つが、南太平洋チリ沖にあるポイント・ネモだ。この名は作家ジュール・ヴェルヌの小説に登場する船長にちなんだもので、陸地よりも国際宇宙ステーションの方が近い。
ウォッチの裏蓋には、ポイント・ネモの地理座標とヴァンデ・グローブのルートを刻印。
赤い裏張りを施したブルーのファブリックストラップは、サーフボードのリーシュコードをイメージさせる。ブルーのラバーベゼル、一目でわかる「X」のマークをあしらった文字盤を備えた「ダイバーX ポイント・ネモ」 は、300本の限定生産だ。
過酷なレースに挑戦するスピリットを手に入れよう。
URL:http://www.ulysse-nardin.com
(田原昌)