今年は例年に比べて遅めといわれていた秋の紅葉もいよいよ各地でピークを迎える中、ツーリングを楽しむライダーを多く見かける時期。トライアンフモーターサイクルズジャパンから、「新型Thruxton RS」が発表された。
熱狂的なカフェレーサーをインスパイアし、世界的に称賛を得た2016年発売の名車「Thruxton R」の最高品質を継承している「新型Thruxton RS」。日本発売時期は2020年3月を予定しており、メーカー希望小売価格は192万500円(税込)。その仕様の一部を紹介しよう。
■ 高出力をかなえた1200cc最新型エンジン
「新型Thruxton RS」は、従来の「Thruxton R」よりも8PS出力が向上している。これは、高圧縮ピストンの採用、ポートとカムプロファイルの変更、セカンダリーエアシステム、および多くの軽量エンジン構成部品の採用によって達成したものだ。
また、「新型Thruxton RS」のエンジンは「Thruxton R」よりも500rpm高回転化されたため、より応答性に優れた、長時間高速回転可能な特性がある。
■ さらに軽快で直観的なカフェレーサーハンドリング
エンジン構成部品の改良、軽量バッテリーの採用など、モーターサイクル全体にわたる重量低減により、「Thruxton RS」は「Thruxton R」よりも6kgの軽量化に成功。一層ダイナミックで軽快なライディングが可能となりそうだ。
さらには、卓越した制動力を提供するクラストップのBrembo 4ピストンM50ラジアルモノコックキャリパーとツインフローティングBremboフロントディスク、およびレース仕様のMetzeler Racetec RR ハイグリップタイヤを新たに装備。
また、レース由来のアジャスタブルShowa 倒立式ビッグピストンフォーク、および高品質フルアジャスタブルÖhlinsピギーバックリザーバーリアショックも装備され、魅力的でスリリングなライディングを可能にしている。
■ よりモダンで現代的なスタイル
「Thruxton」史上もっともモダンなスタイルにも注目したい。
ボディカラーと同色のシングルビレットシートセットアップが標準装備され、カフェレーサースタイル志向を高めているほか、カスタマイズを念頭に置いてデザインされた80種類のアクセサリーが用意されており、快適性、スタイリング、安全保護、およびセキュリティをさらに高めることに役立たせることができる。
■ ライダーの利便性も向上
「新型Thruxton RS」には、ライダーの安全性およびコントロール性を向上するため数々の工夫が施されている。
ライドバイワイヤシステムと連動する「最新式ライダーモード」では、<スポーツ><ロード><レイン>の3種類が搭載され、ライディング状況またはライダーの好みに合わせて最適に調整が可能だ。
また、控えめに反応するABSや、キーに一体化されたトランスポンダー、デバイスを充電できるUSB充電ソケット、ハンドルバーのスクロールボタンで操作できるデジタルメニューシステムが組み込まれた美しいディテールのスタイリッシュツインメーターなど、ライダーの利便性を一層高めている。
「トルクアシストクラッチ」搭載により、より軽いタッチとフィーリングに最適化されたクラッチ操作でライディングが容易になることで長距離走行も楽に。特徴的な点灯パターンと高い電力効率をもたらす「LEDリアライト」などにも注目だ。
象徴的なオリジナルカフェレーサースタイルと特徴を失わずに、最先端のライダーコントロールと安全性を繊細に一体化した「新型Thruxton RS」で快適なライディングを楽しもう。
■「新型Thruxton RS」公式サイト:https://www.triumphmotorcycles.jp/bikes/classic/thruxton-rs