英国のスパイ、ジェームズ・ボンドといえば、男の美学を凝縮したような存在。自分のルールを気難しく守る英国紳士気質のジェームズ・ボンドは、朝食へも強いこだわりを持っている。
そんなジェームズ・ボンドがこよなく愛した朝食を再現する魅力的な企画が、ザ・プリンス パークタワー東京の1Fロビーラウンジにて開催中だ。
12月25日(水)までの期間、首都圏7つのプリンスホテルで開催する「Timeless U.K.-British Fair 2019-」の一環として、ザ・プリンス パークタワー東京では「ジェームズ・ボンドがこよなく愛した朝食」を販売している。
今回は、「ジェームズ・ボンド 仕事の流儀」(講談社)などの著書を持つ、BLBG 田窪 寿保氏の監修により、原作の小説に描かれるジェームズ・ボンドのこだわりの朝食を再現。
ボンド好みのブラウントーストにマーマレードとストロベリージャム、茹で時間から食べる時の作法まで強いこだわりを持つ卵料理、そして彼が「世界一美味しいシャンパン」と評するテタンジェのロゼなどが並び、ジェームズ・ボンドのファンにはたまらないメニューに仕上がっている。
◾︎ボンドこだわりの卵料理を忠実に再現
典型的なイングリッシュブレックファストで登場するトーストといえば薄切りだが、ボンドの好みは厚切りのブラウントースト。ストロベリージャムはウィルキン&サンズ社のチップトリー「リトルスカーレット」、マーマレードは濃厚でコクがあるフランク・クーパーズ社の「ヴィンテージオックスフォード」を使用。ボンドならではの世界観を追体験できそうだ。
また、ボンドの食の流儀は卵にこだわり、卵に終わると言える。原作では、茹でる時間(3分20秒)、卵の種類、エッグスタンドの色、三分の一ほど剥がして中身を食べる作法など、ボイルドエッグについてのボンドの強いこだわりが詳細に記されている。
フライパンの種類から卵のかき混ぜ方まで言及されたボンドこだわりの卵料理を忠実に再現したスクランブルエッグにも注目だ。
さらに、原作において「もしかしたら世界で一番美味しいシャンパンかもしれない」とまでボンドに言わしめているテタンジェ。「朝食時には、静かな音楽とともにピンクのテタンジェを楽しむべし」と描かれている当時の世界観を、料理とともに楽しめるに違いない。
価格は1人6000円(税込)。予約制で1日5食限定となっている。予約は直接レストランへ電話にてお問合せを。
期間中、ザ・プリンス パークタワー東京では「ジェームズ・ボンドがこよなく愛した朝食」がセットになった宿泊プランも用意。都心の景色を堪能できる19階以上のパノラミックフロアに宿泊し、翌朝はボンド流の朝食を食べられる。
ジェームズ・ボンドの世界観にとことん浸ってみてはいかがだろう。
■「ザ・プリンス パークタワー東京」
住所:東京都港区芝公園4-8-1
(Yuko Ogawa)