BMW 8シリーズに第三のモデル「グランクーペ」が登場! シリーズ唯一のFRも

8シリーズグランクーペのボディサイズは、全長5,085×全幅1,930×全高1,400mm。4ドア化と快適な後席を実現するにあたり、クーペ/カブリオレよりも230mm長く、30mmワイドで、60mm背が高くなったものの、優美で官能的なスタイリングは遜色ない。

その一方、205mm延長して3,025mmとしたロングホイールベースによって、後席はラグジュアリーセダンの「7シリーズ」に迫るほどのゆとりを確保している。

全幅が30mmワイドになったのは実はリアのトレッド部で、BMWらしいスポーティな走りと4人の快適な移動を両立するべく専用設計したサスペンションの影響となる。

また、後輪が逆位相にも切れる「インテグラル・アクティブ・ステアリング」や、従来のダンパーに加えて電子制御のアクティブ・スタビライザーを搭載する「アダプティブ M サスペンション・プロフェッショナル」を採用することで、大型化したボディを感じさせずに、さらに研ぎ澄まされた“駆けぬける歓び”を味わえるという。この二つの装備は、最上級グレードの「M850i xDrive」で標準、その他のグレードではオプション設定となる。

ラインナップは、4.4LのV8ガソリンツインターボ(530ps/750Nm)を搭載する「M850i xDrive」を筆頭に、3.0Lの直6ターボディーゼル(319ps/680Nm)を搭載する「840d xDrive」、さらにはクーペ/カブリオレには設定のない3.0Lの直6ガソリンターボを搭載する「840i」で構成される。

トランスミッションはいずれも8速ATを組み合わせる。駆動方式は4輪駆動のxDriveが主流で、「840i」のみシリーズ唯一のFR(後輪駆動)を採用する。

そのほか、ハンズオフ機能付きの渋滞運転支援を含むBMW最先端の運転支援システムや、AI技術を活用した自然対話式のインフォテインメントシステム「BMW インテリジェント・パーソナル・アシスタント」などを標準装備する。

■グレードおよび価格
840i グランクーペ=1,152万円
840i グランクーペ M Sport=1,298万円
840d xDrive グランクーペ=1,226万円
840d xDrive グランクーペ M Sport=1,372万円
M850i xDrive グランクーペ=1,715万円

840d xDrive クーペ=1,260万円
840d xDrive クーペ M Sport=1,386万円
M850i xDrive クーペ=1,746万円

840d xDrive カブリオレ=1,359万円
840d xDrive カブリオレ M Sport=1,470万円
M850i xDrive カブリオレ=1,873万円

(zlatan)

画像元:BMWジャパン