終身雇用制など遥か過去の話、学生時代から起業することも珍しくなくなり、働き方改革が提唱され定時に出勤するスタイルから自由になる人が増えているこの時代。
好きな場所で仕事をする、特定のオフィスを持たないワーキングスタイルであるnomadを選択する人にとって必要なものは、パソコン、WiFi環境、そしてベッドだ。
住処と職場を世界中から選べるサブスクリプションサービスを展開する「HafH(ハフ)」をご存知だろうか? nomadな働き方の選択肢が大きく広がること確実だ。
◾︎令和時代にこれからの暮らし方
1つの場所に捉われて働く必要がなくなってきているこの時代。好きな場所で働くという選択が可能だからこそ「旅する」「暮らす」「働く」の組み合わせは自由自在。定額制住み放題サービス「HafH(ハフ)」は、自由な暮らし方・働き方をチョイスするnomadピープルに居場所・空間を提供するサービスを展開している。
HafH(ハフ)は、「Home away from Home=第2のふるさと」の頭のアルファベットをとったもの。住まい・オフィス・地方をシェア、国籍・人種・性や宗教に関わらず誰にでもオープンで、第2のふるさとに住まう人が、多様性とともに受け入れられるコミュニティづくりを目指しているという。
定額制住み放題サービスとは、敷金・礼金・保証金・2年縛りなど賃貸につきもののルールはなく、光熱費の支払いや家具選びとも無縁。好きな場所を選び、移動しながら暮らして働くことが定額で可能になった。1ヶ月以上住まう「コリビング」、旅をしながら暮らす「トラベリング」に加えて、働く場所をシェアする「コワーキング」と、スタイルに合わせた「3つの定額」が用意されている。
2019年度中には、海外50都市以上の拠点も利用できるようネットワーク施設をさらに拡大していく「HafH」では、11月から16の国と地域、138拠点で利用可能となった。新たに利用できるようになった拠点をご紹介しよう。
◾︎海外:トビリシ(ジョージア)、マラッカ(マレーシア)、高雄(台湾)
ワインとプロップ(ラグビーのフォワード最前列のポジション)の輸出国と言われるジョージア(旧:グルジア)にも拠点が誕生。
・トビリシ(ジョージア)
Kakashi House
古くはシルクロードの拠点としてヨーロッパとアジアの人々と文化が行き交う場所であったジョージア。他人を尊重し重んじるジョージアの優しい人柄に触れ、美味しいワイン片手に文化のシェアを堪能できそうだ。
・マラッカ(マレーシア)
Yote 28
マラッカの中心地、ショッピングモール側のアーケード街に位置する。可愛いインテリアデザインで1階にはカフェ、共用キッチン、そしてプレイルームでテレビゲームも楽しめる。
・高雄(台湾)
Paper Plane Hostel
三民区に位置する。最寄のメトロ駅から徒歩1分とアクセスも抜群。施設内では飲み放題のソフトドリンクもあり。
◾︎東北:土湯温泉(福島)、山形
・土湯温泉(福島)
YUMORI ONSEN HOSTEL
湯治場である土湯温泉の旅館を改装したYUMORIは、山あいの静かな環境で仕事をしながら温泉も楽しめるという、長期滞在したくなること確実な宿。
・山形
グランピック ゲストハウス
グランピングとロッジ、2つのスタイルが選択できる。裏山のグランピング施設や居室、カフェ空間はすべてDIYだという。元気が溢れる柴犬大吉が宿のマスコット。
◾︎東京近郊:川越(埼玉)、富津(千葉)、館山(千葉)
・川越(埼玉)
ちゃぶだい Guesthouse,Cafe&Bar
蔵造りの街並みが有名な埼玉県川越市の三久保町にあるゲストハウス。築100年を超える古民家を改修して「ちゃぶ台を囲んで人々が集い語らう場所」を作り上げた。
・富津(千葉)
voido
合宿用途のため作られた、作業に集中するための宿泊施設。フリーランスの移住者が集まる注目の街・富津市金谷にあり、すぐ横には川が流れ、鋸山への登山も楽しめるそうだ。
・館山(千葉)
tu.ne.Hostel(ツネホステル館山)
築38年の元診療所をリノベーションしたホステル。都内から高速バスで90分、房総半島の南端の街・館山にあり、海岸まで徒歩10分の抜群のロケーション。
◾︎西日本:福島(大阪)、松坂(三重)、広島
・福島(大阪)
大阪ゲストハウス ハイブ
大阪キタの繁華街梅田とローカルな飲み屋街福島が徒歩圏内。大阪市内と六甲の夜景が素晴らしい空中庭園も至近という便利な場所に位置する。
・松坂(三重)
ロジャーホステルアンドレストラン
お伊勢参りの際に大名や幕府役人が定宿とした本陣”美濃屋”のあった場所に立つゲストハウス。1Fカフェの食事も美味しいと地元で人気。
広島駅から徒歩3分と抜群の立地。1Fの共有スペースは24時間開放、ゆっくりと仕事に専念できそうだ。併設のカフェは朝から夕方まで、食事やコーヒー、お茶などを味わえる。
◾︎飛騨エリア(岐阜)
・高山(岐阜)
cup of tea
日本人が一杯のお茶に込めるゲストをもてなす気持ちにならい名付けられた「cup of tea」は、素泊まり専用ゲストハウス。向かいの銭湯や近所のカフェでの朝食など、高山に溶け込むように生活できる。
看板猫のルークが迎えてくれる温もり溢れる家。他の旅人たちと仲良くなれるこの場所から、懐かしさ満載の高山の街を散策してみるのも楽しそうだ。
・飛騨古川(岐阜)
Yamanami / やまなみ
美しい飛騨市古川町の街並みを求めて全国から旅人が訪れる。「Yamanami / やまなみ」は集まってくる人々の縁を大切にするこだわり溢れる宿。特別な旅の体験ができそうだ。
16の国と地域に138拠点を利用できる定額住み放題サービス「HafH」を活用して、旅しながら仕事する生活をはじめてみるのも楽しそうだ。自分らしい働き方・暮らし方を考えるきっかけを掴むと、人生は変わっていくものだから。
HafH Network:https://hafh.com/jp/network/
(冨田格)