「有田焼」は佐賀県有田町と周辺で造られる日本を代表する国内外で人気の磁器。
佐賀県有田町では“食と器でおもてなし”をテーマに、「第15回秋の有田陶磁器まつり」を2019年11月20日から24日まで開催する。
器はもちろん、町並み・食・紅葉など有田町の魅力を感じられるお祭りで、店の方との会話を通じて器選びをより楽しめるほか、美味しい有田の食を楽しんだり、ゆっくりと町を散策しながら秋の有田を堪能できる。
■焱の響演~薪窯(まきがま)めぐり~
有田には400年の歴史と伝統を継承し、今でも薪による窯焚きをしている窯元がある。
普段は公開されていない伝統の薪窯焚きを、間近で体感できる企画で、熟練の職人が操る焱の表情や煙突から立ち上る煙など、やきものの町・有田ならではの風景が楽しめる。
◇今右衛門窯(11月22日(金) 8:00~ / 8:30~ / 9:00~ / 9:30~)4回に分けて公開。各回20分で、係による案内を受けながら見学。
◇柿右衛門窯(11月23日(土・祝) 9:00~12:00 / 13:00~16:00)薪窯での本焼焼成が特別に一般公開される。
◇源右衛門窯(11月23日(土・祝) 8:00~17:00)薪窯焚きの見学と、工房の見学も可能。
◇深川製磁(11月22日(金) 10:00~11:00 / 14:00~15:00)登り窯「谷窯」での攻め焚きが公開される。※各回10名、事前予約制。
◇有田ポーセリンパーク(11月22日(金) 10:00~16:00)園内にある登り窯「天狗谷窯」で窯焚きを公開。状況に応じて、薪入れ体験もできる。
■泉山磁石場 特別入場
日本磁器発祥の地・泉山磁石場は、一部が国の史跡に指定されていることと安全を考慮して展望所から下には通常は立ち入ることができないが、秋の有田陶磁器まつり期間限定で、採掘場の中央付近まで立ち入ることができる。
11月20日から24日までの期間限定で入場は無料。
■秋の有田を彩る紅葉の見どころ
◇有田の大公孫樹(おおいちょう)……樹齢約1,000年、高さ約40mを誇る国の天然記念物。ライトアップは11月20日(水)~24日(日) 18:00~21:00
◇有田町歴史民俗資料館の紅葉……資料館を取り巻く約100本の紅葉は見事
◇泉山磁石場の紅葉……グラデーションで染まる紅葉のトンネル。11月20日(水)~24日(日)までの期間限定特別公開
◇アリタセラの紅葉……有田焼のショッピングリゾートの入口で出迎えてくれる紅葉
◇竜門峡の紅葉……神秘的な渓谷美に映える紅葉
■秋の有田のまちあるき
秋の有田を更に楽しめる町歩きメニューを用意。
◇きものでありたさんぽ……着物のレンタルと着付けサービスに加え、町内の食事処で使えるランチ&caféチケット付きプランなど。
◇ガイドと共に ブラアリタ……NHKの番組でタモリ氏が歩いた有田の名所を、観光ガイドが案内。地元ガイドならではの裏話を交えながら、楽しく案内する。
「秋の有田陶磁器まつり」でお気に入りの器とこの時期だけの有田の魅力を探しに行こう。
「秋の有田陶磁器まつり」特設ページ:https://www.arita.jp/event/toujikimatsuri/
(MOCA.O)