横浜・みなとみらい地区と大さん橋の間、赤レンガ倉庫やワールドポーターズ、コスモワールドなどがあるエリアに、新複合施設「横浜ハンマーヘッド」が10月 31日オープンする。
大型クルーズ船に対応した埠頭に位置し、客船ターミナルやホテル、公園などで構成されるが目玉となるのが“食”をテーマとした体験・体感型/ファクトリー型のショップ・レストランだ。
この「横浜ハンマーヘッド」に、イタリア・ナポリで 1870 年創業の老舗ピッツェリア「アンティーカ・ ピッツェリア・ダ・ミケーレ」の日本3号店が登場する。
◾︎世界中のグルマンを魅了し続けるナポリピッツァの名店「ダ・ミケーレ」
「L’Antica Pizzeria da Michele」は、ナポリで1870年創業されたナポリピッツァの名店。5世代に渡るピッツァの巨匠たちが、開店当初から現在まで、創業者のミケーレが伝授した伝統的な製法を重んじ、ナポリピッツァの真髄であるマリナーラとマルゲリータの2種類のピッツァを一切のアレンジをせず提供し続けている。
伝統を崩さないその姿勢こそが、世界中のグルマンから愛される理由だ。一般的には〝行列嫌い“と言われているイタリア人でも究極のピッツァを食べるためには「L’Antica Pizzeria da Michele」に並ぶことを厭わないとか。
イタリア国内はもちろんのこと、ヨーロッパ、アジアを始め世界中からの来店が絶えないという。
◾︎「ダ・ミケーレ」のピッツァの最大の特徴とは
「ダ・ミケーレ」のピッツァの一番の特徴はその生地にある。発酵が甘い生地の場合、食べた後に腹の中で発酵が続き膨満感を覚えることがあるが、「ダ・ミケーレ」は違う。秘伝の発酵方法や発酵時間に沿ってしっかり発酵させてから焼くことによって、直径約35cmという大きめのサイズながらも、ペロリと完食できる食感だ。
現地の職人が魂をこめてつくったミケーレの特別なピザ窯で焼き上げるもちもちのピザ生地と香り豊かな炭火の風味が、日本でも楽しむことができる。
◾︎横浜ハンマーヘッドに日本3号店オープン
「アンティーカ・ピッツェリア・ダ・ミケーレ」は、日本1号店として東京・恵比寿、2号店として福岡・天神大名に出店。そして今回、日本3号店が『横浜ハンマーヘッド』に2019年10月31日にオープンする。
創業当初から継承されている伝統の味を再現すべく、ピッツァの素材となる小麦粉、トマト、チーズ、オイル、そしてピッツァ窯までもイタリア・ナポリから直送。ナポリ本店スタッフからディプロマ認定されたピッツァイオーロが、ナポリ現地の味を横浜で実現するとのこと。これは期待せざるをえない。
※ディプロマ:「ダ・ミケーレ」のピッツァ職人として認められた免許のこと
■人気定番ピッツァといえば「マルゲリータ」と「マリアーナ」
トロっととろけるチーズのコクとトマトソースの奥深い味わいが合わさり絶妙な味わいの「マルゲリータ」。対する「マリナーラ」は、トマト・ニンニク・オレガノ・オイルを使うシンプルでありながらも、ふわっと香るオレガノの香りが心地よく、パンチのきいたニンニクの風味が豊かなピッツァだ。両方味わってみるしかなさそうだ。
マルゲリータ DOPPIA [ドッピア] 2,000円 / NORMALE[ノルマーレ] 1,550円
マリアーナ MAXI[マキシ]1,700円 / NORMALE[ノルマーレ] 1,400円
◾︎横浜店限定のアンティパストにも注目
日本限定で提供されているアンティパストだが、海に面した横浜店ならではの魚介を使ったメニューが用意されているそうだ。
インサラータ マーレ 2,200円 (Sサイズ 1,150円)
ワインで風味漬けしたタコ、ムール貝、あさりに、しっとりした食感に仕上げたメカジキの自家製ツナでいただくイタリア版魚介サラダ。ワインによく合う一皿。
ムール貝の白ワイン蒸し 2,350円 (Sサイズ 1,200円)
ぷりぷりの食感にムール貝の深いうまみがギュッと凝縮され、塩気と甘みがほどよい味わいの白ワイン蒸し。食べ始めると止まらなくなること間違いなし。3名以上ならイタリア・ナポリさながらのボリュームたっぷり通常サイズがオススメだそう。
※価格はすべて税抜き
11月4日には大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの入港も決まっている「横浜ハンマーヘッド」。この秋、話題を集めること必至の横浜新名所に、本場ナポリピッツアをいただくために訪ねてみる価値はありそうだ。
L’Antica Pizzeria da Michele 横浜(アンティーカ・ ピッツェリア・ダ・ミケーレ)
住所:神奈川県横浜市中区新港2-14-1 横浜ハンマーヘッド2F
公式サイト https://yokohama.damichele.jp/
(冨田格)