まずエントリーグレードの「E200クーペ/カブリオレ」ならびに「E200クーペ/カブリオレ スポーツ」は、従来の2.0L直噴ターボから新開発の1.5L直噴ターボ+BSG+48V電気システムへと換装されている。
1.5L直噴ターボは「M264」と呼ばれるメルセデス最新鋭のエンジンで、ツインスクロールターボや可変バルブリフトシステム、シリンダーウォールにメルセデスが特許を取得したコニックシェイプ加工などを採用することで、ハイパフォーマンス・効率・快適を高次元でバランスさせている。
エンジン単体のスペックは、最高出力184ps/最大トルク280Nmを発揮。500ccという大幅なダウンサイジングを実施しているものの、最高出力は従来と変わらず、最大トルクは20Nmのダウンに過ぎない。
その20Nmを補って余るのが、スターターとジェネレーターを兼ねるモーターであるBSGと48V電気システムだ。これらは必要に応じて最大160Nmの動力補助を行うとともに、回生ブレーキによって発電したエネルギーをリチウムイオンバッテリーに蓄電し、振動の少ないエンジン始動や滑らかで力強い加速へとつなげる。
中間グレードの「E300クーペ/カブリオレ スポーツ」には、「M264」系の2.0L直噴ターボを搭載する。こちらは従来比で13psアップの258psと370Nmを発揮する。
唯一の4輪駆動である「E400」は、「E450」へとグレード名が変わったものの、搭載する3.0L V6直噴ツインターボ(367ps/500Nm)は従来と変わらない。トランスミッションは全グレードで9速ATが組み合わされる。
運転支援システムは、レーダーセーフティパッケージを全グレードで標準装備。このパッケージには、緊急時の自動ブレーキや全車速追従式のACC、アクティブステアリングアシスト、アクティブブラインドスポットアシストなど、必要にして十二分なシステムが組み込まれている。
■グレードおよび価格
E200 クーペ(BSG搭載)=733万円
E200 クーペ スポーツ(BSG搭載)=804万円
E300 クーペ スポーツ=888万円
E450 4MATIC クーペ スポーツ=1,129万円
E200 カブリオレ(BSG搭載)=770万円
E200 カブリオレ スポーツ(BSG搭載)=841万円
E300 カブリオレ スポーツ=925万円
E450 4MATIC カブリオレ スポーツ=1,186万円
(zlatan)
画像元:メルセデス・ベンツ日本
- 1
- 2