新型3シリーズツーリングのボディサイズは、全長4,715×全幅1,825×全高1,470mm。先代モデルと比べると70mm長く、25mmワイドで、10mm背が高くなっている。

最新のBMWデザインコンセプトを採用する点はセダンと同様で、流れる風を彷彿させるショルダーラインの美しさはツーリングならでは。そして、ゆとりを増した室内やラゲッジスペースは、家族や仲間を遠くへ快適に連れていくツーリングの魅力をさらに引き上げている。

後席は40：20：40の分割可倒式を採用。ラゲッジスペースは通常時500L（先代から5L増）、すべての後席を前倒しすると1,510L（同じく10L増）まで広がる。

テールゲート上部のガラス部分だけを開閉できる、独立開閉リアウィンドウが継続採用されているのも嬉しい。また、足をバンパー下部にかざすだけでテールゲートを自動開閉できる機能が標準装備されるなど、収納力や機能性が大きく引き上げられている。

さらにオプション装備として、BMW初採用の「アンチ・スリップ・システム」も用意された。これは車両が走り始めるとラゲッジ床面からゴム製の滑り止めが自動でせり上がり、荷物の横滑りを防止するという機能だ。

エンジンはガソリン3機種、ディーゼル1機種。トランスミッションはいずれも8速ATを組み合わせる。

「320i」は184ps/300Nmの2.0L直4直噴ターボ、「330i」は同じく2.0L直4直噴ターボの出力違いで、こちらは258ps/400Nmを発揮する。高性能版の「M340i」が搭載するのは、387ps/500Nmのパワー＆トルクを誇る3.0Lの直6直噴ターボとなる。

そして、「320d」は190ps/400Nmを発揮する2.0Lの直噴ターボディーゼルを搭載。燃費はまだ公表されていないものの、ロングドライブ派のファーストチョイスになるだろう。

運転支援システムはハンズオフ機能付き渋滞運転支援やACC、サイドコリジョン・プロテクションおよび被害軽減ブレーキ（事故回避ステアリング付）、リバースアシスト機能付きのパーキングアシスタントなど盛りだくさんで、そのすべてを標準装備する。

■グレードおよび価格
320i SE ツーリング（受注生産）＝494万円
320i ツーリング＝567万円
320i ツーリング M Sport＝619万円
320d xDrive ツーリング＝614万円
320d xDrive ツーリング M Sport＝666万円
330i ツーリング M Sport＝669万円
M340i xDrive ツーリング＝1,005万円

（zlatan）

画像元：BMWジャパン