いよいよ開催まで1年を切った、2020年の東京オリンピック・パラリンピック。
1964年開催の東京オリンピックを機に日本は大きく変化をした。なかでも鉄道分野は、東海道新幹線が開業、まさに新時代の幕開けであった。
そんな鉄道の歴史とも言える『1960年代鉄道の記録~特急「こだま」から新幹線へ』が刊行された。
著者は、少年の頃から鉄道ファンで鉄道写真撮影をはじめ乗車券収集、国鉄全線踏破旅行なども行い、全国のさまざまな鉄道撮影をした辻阪昭浩氏。
彼が熱心に追いかけた東海道本線の「つばめ」「こだま」などの電車特急をはじめ、北海道の蒸気機関車、仙山線の交直流試験車や2両編成の地下鉄日比谷線と3両編成の丸ノ内線など、当時を知る人には懐かしい貴重な写真が掲載。また、若い世代には新鮮な写真が盛りだくさんだ。
■貴重な写真の数々から解説まで
巻頭10ページでは、貴重なカラー写真を21点掲載。
本文の誌面は大きな見開きサイズの写真と、細かな写真と解説の見開きを交互に展開。貴重な写真の数々をぜひご覧いただきたい。
■主な内容
PROLOGUE:鉄道を追いかけ続けて……
第1章:新幹線開業前夜の東海道本線
第2章:電車・DCで広がる全国特急網
第3章:新型車が続々登場 激変期の国鉄線
第4章:1960年代のローカル線情景
第5章:個性派がそろう私鉄の記録
■著者プロフィール:辻阪昭浩(つじさか・あきひろ)
東京エアトラベル・ホテル専門学校で旅行関係、鉄道関係の講師として勤務中。主な著書に「鉄道きっぷクロニクル」(イカロス出版)、「蒸気機関車の記録」(タクト・ワン)など多数。学習院大学鉄道研究会OB「動輪会」会員。
■書誌情報
書名:旅鉄BOOKS021 1960年代鉄道の記録 特急「こだま」から新幹線へ
仕様:A5判 160ページ
定価:本体1800円+税
発売日:2019年9月17日
全国書店、Amazonなどで発売中 https://amzn.to/2HXuijZ
日本の鉄道の発展を知ることができる、貴重な一冊だ。
(Y.FUKADA)