【ゴルチエ】ファッションへの情熱を体感する企画展『EXPANDING FASHION by JEAN PAUL GAULTIER』開催

“美はいくつもの顔をもっており、私たちが予想もしないところに潜んでいる”

キャリアの初期から今に至るまで50年に及ぶキャリアを通して、驚きの美しさを見出し形にし続けてきたトップデザイナー、ジャンポール・ゴルチエの特別展が開催される。

ファッション業界を牽引するジャンポール・ゴルチエの、ファッションに対する尽きない情熱と拡張を表現する特別企画展『EXPANDING FASHION by JEAN PAUL GAULTIER』が、2019年9月14日(土)~10月13日(日)の期間、KASHIYAMA DAIKANYAMA にて開催。

◾︎「時代の寵児」と讃えられてきたジャンポール・ゴルチエ

前衛的かつ挑戦的なコレクションで「時代の寵児」「アヴァンギャルドの騎手」など、多くの呼び名で讃えられてきたジャンポール・ゴルチエは、常にセンセーションを巻き起こしながら独創的なクリエイションを発表し続けている。

1952 年にパリ郊外で生まれたゴルチエは、1970 年、18 歳の誕生日にピエール・カルダンでキャリアをスタート。

ジャック・エステレル、ジャンパトゥ、そして再びピエール・カルダンに在籍した後、1976 年、自身のファッションハウスを構え初のショーをパリで開催することを決意した。彼の評価とビジネスはすぐに拡大し、80 年代前半には、最も話題を呼ぶ若手デザイナーの一人となった。

1984 年、“Male Object” コレクションとしてメンズウェアを発表し、1997 年には、彼の夢であったオートクチュールコレクション“Gaultier Paris” をスタート。2004 年から2011 年には、エルメスのウィメンズウェアデザイナーも務めた。

1997 年には、彼の夢であったオートクチュールコレクション“Gaultier Paris” をスタート。2004年から2011年には、エルメスのウィメンズウェアデザイナーも務めた。

そして2015 年、ゴルチエは自身のプレタポルテコレクションを終了し、オートクチュールに注力することを決める。

◾︎エンターテインメントへのファッション

ゴルチエは、そのキャリアを通して、ダンス、音楽、映画のための仕事をしてきた。

彼がデザインしたマドンナの『ブロンド・アンビション・ツアー』のための衣装は、ポップ・カルチャーに消えない痕跡を残したと言える。

映画作品では、ピーター・グリーナウェイによる『コックと泥棒、その妻と愛人(1989)』が初めてのコラボレーションとなった。

その後、マルク・キャロとジャン=ピエール・ジュネによる『ロスト・チルドレン』、リュック・ベッソンによる『フィフス・エレメント』の衣装デザインを担当し、ペドロ・アルモドバルとは、『キカ』、『バッド・エデュケーション』、『私が、生きる肌』の3作品にわたり協業している。

◾︎『Fashion Freak Show』

2018 年、ジャンポール・ゴルチエはパリの音楽ホール、フォリー・ベルジェール で『Fashion Freak Show』を発表した。

パリで9月間の大成功を収めたショーは、今後ワールドツアーで世界を巡回する予定だ。

公式サイト http://jpgfashionfreakshow.com/

◾︎『EXPANDING FASHION by JEAN PAUL GAULTIER』

オンワードはゴルチエとの深い友好関係のもと、日本で特別企画展を開催することになった。

館内では、オートクチュールの貴重なコレクションピース13 体の展示や、『Fashion Freak Show』特別編集版の日本初上映を行うほか、今回のために特別にリプロダクトされた限定アイテムも販売。

代名詞とも言えるブルーストライプで彩られたカフェでは、限定スイーツとともに、ジャンポール・ゴルチエのクリエイションを五感で楽しむことができる。

ジャンポール・ゴルチエのファッションの歩みと、20世紀から21世紀にかけてのポップカルチャーの変遷をも実感できる特別企画展は、この秋、必見だ。

『EXPANDING FASHION by JEAN PAUL GAULTIER』

期間: 2019.9.14(土) ‒ 10.13(日)  11:00 – 20:00
場所: KASHIYAMA DAIKANYAMA 東京都渋谷区代官山町14-18
公式サイト  https://www.kashiyamadaikanyama.com

(冨田格)