和歌山の古民家をリノベしたホテルで、” 何もしない贅沢 ” を

和歌山県の串本町は、太平洋に突き出すように位置しており、海と太陽に愛される風光明媚な歴史のある街。

この串本にて、「まち全体がホテル」となり、泊まって過ごすこと自体が目的になる、” 暮らすように泊まる ”をコンセプトにした宿泊施設がオープンした。

サブライムは、本州最南端の歴史的町並みが残る和歌⼭県串本町にて、地域創生を目的とした官民連携のプロジェクトとして、「NIPPONIA HOTEL 串本 熊野海道(ニッポニア ホテル くしもと くまのかいどう)」をオープン。

■まち全体がホテル
歴史ある築150年の古民家を改修し、レストランやカフェを併設した宿泊施設であり、街に点在する空き家となっている古民家にコンセプトを吹き込んでリノベーションし、客室として蘇らせていくプロジェクトの一環。オープンは2棟3室、今後は3年ほどで10棟15室の開発を目指している。

このような街中に宿泊棟が点在する形式の宿泊施設を「分散型ホテル」と呼び、受付をした後は客自身で部屋まで歩いていくスタイルとなっている。

【1棟目:稲村亭 ~とうそんてい~】
客室1部屋+レストラン紀州原始焼「みなも-minamo-」併設

150年の歴史と150平米の広さを独占できる贅沢な宿。古き良き日本の歴史を感じながら、カジュアルブティックな和洋折衷なインテリアがベース。

日本家屋の構造と趣を感じる客室の造りで、広々とした風情ある庭や、露天風呂と内風呂の2種のお風呂専用ルームを完備した離れの空間、またカスタムできる多目的ルームも併設。


■レストラン紀州原始焼「みなも-minamo-」
地産地食をテーマに、串本らしいイノベーティブなイタリアンを提供するレストラン。⽇本屈指の漁場で揚がる⿂介類や、熊野の⼭々に育まれた⾷材の数々を使⽤。

【2棟目:園部邸 ~そのべてい~】
客室2部屋+レセプション&カフェスペース併設

■古民家+ジャグジー畳風呂のある客室
伝統的な古民家にジャグジー風呂を設置。和の空間で味わう優雅なバスタイムでゆっくりと過ごしたり、夜はライトアップがあり幻想的な雰囲気も愉しめる。


■古民家+薪ストーブと五右衛門風呂を有する客室
昔ながらの風情を残しながら、現代人が快適に過ごせるよう、清潔で洗練された構造。通り土間と天井までの吹き抜けが開放感たっぷりな空間、そして五右衛門風呂が設置されているため、古き良き日本の文化を体験しながら宿泊できる。

■古民家カフェ「こより-coyori-」
カフェスペースは、気軽にちょこっとよりみちがてら利用できるようなコミュニティカフェとして、当面はティータイム営業をする。

日本の美しい伝統家屋に住まいながら、思い出の旅を満喫したい。

所在地:和歌山県東牟婁郡串本町串本879-1
料金:1棟目:101 一部屋 6~8万円
2棟目:201 一部屋 2~4万円、202 一部屋 4~6万円
URL:https://nipponia-kushimoto.jp/

(田原昌)