金沢の近江町市場は加賀藩前田家の御膳所として、また金沢市民の台所として300年近く前から現在まで賑わいが続いている。
JR金沢駅から徒歩で約15分。駅からバスを利用し「武蔵ヶ辻」で降りれば市場は目の前だ。
近江町市場へ出向いた目的は市場の中で海鮮料理の朝食をいただくこと。お目当ての店は7時開店の「いきいき亭」。店に着くとシャッターにお知らせが貼られており、あいにくの臨時休業。
市場内には飲食店も多いのでほかの店を探してみると、営業時間は7時半、9時、11時からなど店によりさまざま。
有難くも、7時開店の店「もりもり寿司 近江町店」があった。「もりもり寿司」は金沢を中心に北陸に店舗展開をしている回転寿司店。店舗によりメニューも多少異なるようだ。こちらの店舗は金沢ならでは、また市場の中ならではの地物なども多く扱っているよう。
店舗前に自動受付機があり、受付を済ませる。開店までの30分ほどの時間、市場を見て回る。予定より早く到着したので、まだ開店の準備中の店が多い。
鮮魚を扱う店や加賀野菜などの地元産の野菜・果物を扱う店、精肉店、生花店から総菜、衣類・雑貨の店まで多種多様な店が集まり、商品の搬入、陳列など忙しそうだ。
市場の中にはいくつかの通りがあり、市場への入り口はエムザ口・むさし口・市姫神社口・青果通り口・鮮魚通り口・買物通り口・パーキング口・十間町口と四方から出入りができる。
開店時間前に店に戻ると少しの行列ができていた。店舗の中に案内される、とはいっても1番乗りだったので好きな場所に着席する。
注文はタッチパネル。まずは朝から贅沢に生ビールをいただく。
まぐろ三点盛、近江町三点盛などをオーダーし頬張る。ネタが新鮮でご飯をすっぽりと包み込むほど大きいのが嬉しい。
近江町市場で朝から贅沢な食事を堪能させてもらった。
近江町市場 住所:石川県金沢市上近江町50
(小椚萌香)