新型タントがすべての世代に寄り添う進化を遂げた

新型タントは、子育てファミリーはもちろん、すべての世代に寄り添う進化を遂げている。ポイントとなるのはやはり、ミラクルオープンドア(2代目で初採用)と両側パワースライドドア(3代目で初採用)になるだろう。

今回は最大540mmのロングスライドを可能とした運転席を採用し、運転席と後席のコミュニケーションや移動の自由度を向上させている。

たとえば運転席に座ったまま後席の子どもの世話をしたり、ミラクルオープンドアから運転席に乗り込むといったことが、よりスムーズに負担なくできるようになった。

ドア開口部のギミックも、実際に使うユーザーに寄り添った工夫が施されている。新型タントでは、半ドア時に自動でドアが全閉される「助手席イージークローザー」、スライドドアが閉まりきる前にドアロックを事前予約できる「タッチ&ゴーロック機能」、クルマに戻った時のスライドドアの自動オープンを予約できる「ウェルカムオープン機能」を採用する。これらはすべて軽自動車初(2019年7月9日現在・ダイハツ調べ)。

もちろん、走りの安心感も大きく向上している。新世代プラットフォームの採用により、曲げ剛性を従来に比べて約30%向上させるとともに、約40kgの軽量化も実現。サスペンションジオメトリもゼロから再構築し、急なステアリング操作をせざるを得ないシーンでの操安性や、凸凹道でもソフトでフラットな乗り心地を実現したという。

パワートレーンは、マルチスパークなどを採用した658ccのNA(52ps/60Nm)もしくはターボ(64ps/100Nm)に、世界初となるスプリットギヤを用いて伝達効率をアップさせた「D-CVT」を組み合わせる。WLTCモード燃費は、NAが21.2km/L、ターボが20.0km/L(いずれもFFの数値)。

■グレードおよび価格
タント Xターボ=156万0,600円(2WD)/168万4,800円(4WD)
タント X=146万3,400円(2WD)/158万7,600円(4WD)
タント L=130万6,800円(2WD)/143万1,000円(4WD)

タントカスタム RS=174万9,600円(2WD)/187万3,800円(4WD)
タントカスタム X=166万8,600円(2WD)/179万2,800円(4WD)
タントカスタム L=154万9,800円(2WD)/167万4,000円(4WD)

(zlatan)

画像元:ダイハツ工業