23年の歴史に幕。メルセデスSLC最後の特別仕様車は、貴重かつお得

メルセデス・ベンツの2座オープン「SLC」が、今年後半にも生産終了する。次期モデルの計画もなく、惜しまれつつも23年の歴史に幕を下ろすことになった。

これも時代の流れだろう。メルセデスと言えども、開発コストがかかる上に台数の出ないスポーツカーを単独で継続的に開発することは難しく、より厳しさを増す排ガス規制などもそうした状況に追い打ちをかけている。そう、今やトヨタとBMWが補完しあい、スープラ/Z4を共同生産するような時代なのだ。

それだけに、SLC最後の特別仕様車「SLC ファイナルエディション」の輝きが、より貴重なものに見えてくる。しかも、数々の特別装備を奢りながら、ベース車よりもお得な価格設定とされている。