仏ソムリエら100名が選んだ最高の日本酒「Kura Master 2019プレジデント賞・審査員賞発表」

海外でも愛飲者が増える人気の日本酒。フランスのトップソムリエが選んだ最高の日本酒は!?

今年3回目を迎えるフランスの地で行うフランス人のための日本酒コンクールが行われた。

Kura Master運営委員会は2019年7月9日17時(日本時間10日午前0時)Kura Master2019授賞式において、「プレジデント賞」と「Kura Master審査員賞」を発表した。

本審査会は、日本酒コンクール史上初となる、フランス全土より集まった93名のフランス人トップソムリエらの審査員がブラインドによるテイスティング審査。

 

■「プレジデント賞」と「Kura Master審査員賞」

「プレジデント賞」は「勝山純米大吟醸 伝」 仙台井澤家勝山酒造(宮城県) が受賞。

「Kura Master審査員賞」は

1.純米大吟醸酒部門 兵庫県 櫻正宗株式会社「櫻正宗 金稀 純米大吟醸四〇」

2.純米酒部門  静岡県 三和酒造株式会社「臥龍梅 純米吟醸 山田錦」

3.サケ スパークリング ソフト部門 新潟県 吉乃川株式会社「吉乃川 酒蔵の淡雪」

4.サケ スパークリング スタンダード部門 高知県 土佐酒造株式会社「スパークリング酒 好」

がそれぞれ受賞した。

 

■Kura Master 2019の総評

審査委員長は、「Kura Master日本酒コンクールは3年目を迎え、エントリーされた日本酒のクオリティはますますピュアでエレガントに、そしてより一層味わいが深くなっていると感じた。毎年参加している審査員からも、年々幅広い味わいの日本酒が増えていることはとても興味深い、今すぐに購入したい日本酒を見つけた、という感想が出た。また、今年新しく創設したサケ スパークリング部門で審査されたスパークリングタイプの日本酒の品質にも、審査員たちから大変高い評価が集まった」とコメント。

プレジデント賞とKura Master審査員賞に選ばれた銘柄は、パリのホテル・ド・クリヨンへの採用が決定している。

 

■レジデント賞の評価と受賞のコメント

最高賞となるプレジデント賞を得た仙台井澤家勝山酒造「純米大吟醸 伝」は「複雑さとエレガントさが、絶妙なバランスで構成され、しっかりとした個性が輝く日本酒。まさに、偉大な酒だ。最終審査で満場一致で選ばれた」と評価された。

プレジデント賞を受賞した仙台井澤家勝山酒造から「日本酒を広めることが難しいと言われるフランス市場で、フランス人の方々に認められてこのような賞を頂けたことは、今後の展開にあたって大きな励み。4名の蔵人という小さな蔵だが、皆様から素晴らしいお酒であると評価された喜びを分かち合い、これからも美味しい酒造りをしていく」とコメントした。

 

日本、フランスはもとより世界中で愛される日本酒。受賞した日本酒を味わってみては。

 

(MOCA.O)