新型「BMW 3シリーズ」に、売れ筋のディーゼルがいよいよ追加

7年ぶりのフルモデルチェンジを受けた新型3シリーズは、1975年の初代から数えて7世代目。シャシーから一新し、ボディを拡大しながらも約55kgもの軽量化を実現するなど、プレミアムスポーツセダンの代表格として走りを進化させている。

また、日本初導入の3眼カメラ(長距離・中距離・周辺監視)による高度な運転支援システムもすべてのグレードで標準装備する。

今回は売れ筋のディーゼル、情熱と冷静を融合したプラグインハイブリッド、そして獰猛な高性能ガソリンを追加した。納車はいずれも9月上旬から始まる。

まずディーゼルの「320d xDrive」は、BMWとして初めて低回転域と高回転域で切り替わる2ステージターボを採用した2.0Lのディーゼルターボ(190ps/400Nm)を搭載する。

組み合わせる「xDrive(四輪駆動システム)」は、電子制御で前後トルク配分を最適化。常に安定した走行を実現するとともに、状況に応じて後輪にほぼ100%のトルクを配分して燃費効率を高める。WLTCモード燃費は15.3km/L。残念ながら、現段階ではFR(後輪駆動)モデルの設定はない。

プラグインハイブリッドの「330e M Sport」は、先代から約80%容量を拡大した10.3kWhのリチウムイオンバッテリーと最高出力83kWのモーター、2.0Lの直噴ターボガソリンを組み合わせる。

モーターのみのゼロエミッション走行は、時速120km&最大59kmまで可能に。その一方、エキストラブーストモードを使えば、292ps/400Nmのパワー&トルクを解き放ち、0-100km/h加速5.9秒を実現する。

そして、高性能ガソリンの「M340i xDrive」には、3.0Lの直6ガソリンターボを搭載。387ps/500Nmを発揮し、0-100km/h加速は4.4秒という俊足ぶりを見せつける。また、サーキット走行を想定し、MスポーツディファレンシャルやアダプティブMサスペンション、Mスポーツブレーキなども装備する。

■グレードおよび価格
320d xDrive=578万円
320d xDrive M Sport=629万円
330e M Sport=654万円
M340i xDrive=962万円

(zlatan)

画像元:BMWジャパン