BMW 8シリーズに、2ステージターボを採用したクリーンディーゼルが追加

「840d」に搭載される3.0Lの直6ツインターボディーゼルは、可変翼を採用した低速用ターボと高速用ターボという2ステージターボチャージャーを採用し、低速時はストレスのない軽やかな走りを、高速時には優雅でゆとりのある快適な走りを実現したという。

最高出力は319ps/4,400rpm、680Nmの最大トルクは1,750-2,250rpmの低回転から発生。車重はクーペが1,880kg、カブリオレが2,010kgあるものの、このスペックであれば、どの速度域からでもストレスのない思い通りの加速が味わえるはずだ。

また、優雅なラグジュアリークーペ/カブリオレと音が大きくなりがちなディーゼルとの相性は良いとは言えないものの、8シリーズのボディやエンジンそのものの静粛性の高さやスムーズな回転フィールによって、クローズド状態での走行中、とくに高速クルージングの際には耳から入るエンジンの存在感はかなり小さくなるだろう。

さらに今回、クーペの上級グレード「840d xDrive M Sport」向けとして、新たに「Mテクニック・スポーツ・パッケージ」が設定されている。

このパッケージオプションには、漆黒の20インチアルミホイールやパフォーマンスタイヤ、19インチの大径Mスポーツブレーキ、Mリアスポイラーなどが含まれ、8シリーズクーペがより鮮烈でアグレッシブな印象へと変貌する。

運転支援システムは、リバースアシスト機能付きのパーキングアシスタントまで標準装備となる。もちろんBMWとして最高レベルだ。また、今夏以降にはハンズオフ機能も搭載される。

■グレードおよび価格
840d xDrive=1,237万円
840d xDrive M Sport=1,360万円

840d xDrive カブリオレ=1,334万円
840d xDrive M Sport カブリオレ=1,443万円

M850i xDrive=1,714万円
M850i xDrive カブリオレ=1,838万円

(zlatan)

画像元:BMWジャパン