北海道・美瑛の「農」を切り取る。巡回展「中西敏貴写真展 FARMLANDSCAPE TOKYO」開催

「美瑛」と聞くと思い起こすのは広大で美しいパッチワークの丘、一世を風靡した「セブンスターの木」や「ケンとメリーの木」のある風景だろうか。

そんな北海道・美瑛の美しさを撮った写真展「FARMLANDSCAPE」が開催される。

■Nine Galleryでの巡回展が決定

今春札幌にて盛況のうちに終了した、中西敏貴写真展「FARMLANDSCAPE」。東京での開催を希望する声に後押しされる形で、急遽5月28日からNine Galleryでの巡回展が決定した。

■「農」のある風景。美瑛の「原風景」は農家の営みによって守られてきた

美瑛に惹かれ、7年前に移住した中西敏貴は、写真家としてこの土地に暮らすことで美しい丘の風景を支える農家や町の人々との交流が深まり、移住前とはまったく異なる視点が生まれてきたという。

「日本で最も美しい村連合」に加盟の美瑛町の風景は、農家の日々の営み無くして成立しないと中西氏は強く唱える。

起伏のある広大な丘で作業する農家への尊敬の念、特有の天候が作物にもたらす意味など、その土地に暮らす写真家だからこそ撮ることができた、これまでにない角度から見た美瑛の農を描く作品展となっている。

■「FARMLANDSCAPE TOKYO」開催概要

作者:中西敏貴(なかにしとしき)

写真展会期:2019年5月28日(火)~ 6月9日(日)月曜休廊

時間:10時~19時(最終日17時まで)

入場:無料

会場:Nine Gallery 東京都港区北青山2-10-22 (谷・荒井ビル1F)

会期中イベント:6月2日(日)16時~中西敏貴・三村漢によるギャラリートーク(予約不要・入場無料)

展示作品は全て購入可能。会場では新刊写真集「FARMLANDSCAPE」と初版から8作品を追加して再版された「ORDINARY」をサイン付きで販売する。

■中西敏貴写真集「FARMLANDSCAPE」 

起伏のある広大な丘で作業する農家への尊敬の念、特有の天候が作物にもたらす意味など、これまでにない角度から見た美瑛の農を描く写真集。

サイズ:天地210ミリ×左右240ミリ

仕様:ハードカバー・96ページ

価格:2,700円(税別)

■作家プロフィール・中西敏貴

在学中から北海道へと通い続け、2012年に撮影拠点である美瑛町へ移住し写真作家としての活動を開始。そこに住まう者としての視点を重視しつつ、農、光、造形を主なテーマとして作品制作を続ける。

​URL : https://www.toshikinakanishi.com

 

土地に暮らし、移住前とはまったく異なる視点で切り取った美瑛の風景をこの機会に観覧してみては。

Nine Galley:http://ninegallery.com

(MOCA.O)