カイエンクーペのハイライトは、特徴的なリアセクションのラインやアダプティブリアスポイラー、2種類のルーフコンセプト、贅沢な4座シートなどが挙げられる。
その見た目は標準カイエンよりも明らかにエレガントかつダイナミック。後方に傾斜する急勾配のルーフラインやそれに呼応するフロントセクション、さらには固定式ルーフスポイラーなどが、クーペならではの特徴だ。
固定式ルーフスポイラーと組み合わされるアダプティブリアスポイラーは、通常はボディとシームレスに一体化しているが、90km/hを超えると135mmまで展開してエアロダイナミクスを最適化する。
ルーフは2種類。広々とした固定式パノラマガラスルーフが標準装備となり、さらにオプションで「911 GT3 RS」と同じく中央に窪みを持つカーボンルーフが選べる。
前後シートは標準カイエンの5座に対し、クーペは贅沢な4座となる。リアシートは標準カイエンより30mm低く設定しているため、頭上の圧迫感は外から見たイメージよりも少ないようだ。
ラゲッジ容量は通常時で625L(ターボは600L)。リアシートを前倒しすると最大1,540L(同1,510L)まで広がる。
搭載するパワートレーンは標準カイエンと同じ。カイエンクーペは3.0L V6ターボ(340ps/450Nm)、カイエンクーペターボは4.0L V8ツインターボ(550ps/770Nm)をそれぞれ搭載する。
価格はカイエンクーペが1,115万円、カイエンターボクーペが1,974万円。ちなみに標準カイエンは976万円、カイエンターボは1,855万円という設定だ。
(zlatan)
画像元:ポルシェジャパン
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