高度9000mまで測定できる機械式腕時計「レイダー・ビバーク9000ブラック」の新モデル

皆さんは2017年に「ビバーク」の後継機として発売された「レイダー・ビバーク9000」をご存じだろうか?

「レイダー・ビバーク9000」は、スイス時計ブランド「ファーブル・ルーバ」から登場したアイテムで、機械式腕時計として世界で初めて高度9000mの測定を可能としたモデル。発売後は、その実用性が2度のエベレスト登頂や南極最高峰登頂などの様々な登山でも証明されきた。

そして今回「レイダー・ビバーク9000」シリーズから、「ファーブル・ルーバ」創業282年記念モデルとして新しいカラーをまとった「レイダー・ビバーク9000ブラック」が登場。エベレストや南極で証明された実用性はそのままに、伝統のレトロフューチャーデザインと、モダンなブラックを併せ持つモデルとなっており、ストラップはアンテロープレザー、ラバーの2種類で展開されている。また、3月に行われた新作発表会でも高い注目を集めた。

 

■高い機能性

・文字盤

 

中央の赤い針が双方向回転ベゼルの目盛りを指して高度を示し、目盛りの単位は50mで最高3000mまで計測が可能。登っている間は3時の位置にあるサブダイアルの小さな赤い針も回転し続けるため、中央の針が3回転すると、計測限度の海抜9000mに達したことになる。

・世界初、そして唯一の高度9000mを測定できる機械式腕時計のメカニズム

「レイダー・ビバーク9000ブラック」のムーブメント(Cal.FL311)に搭載されている高度計(アネロイド気圧計)の心臓部は、特別な合金で作られた密封カプセルだ。このカプセルは小部屋の中に入っており、この小部屋の中に高度計測に必要な大気が、本体ケースサイドにある3ミリの開口部を通って流れ込む。高度が上がって気圧が下がると膨張し、高度が下がって気圧が上がると収縮するカプセルの動きは回転運動に変換、文字盤上の回転針にて高度が表示される仕組みとなっている。

・天候の変化も読み取れるという利点

高度計(アネロイド気圧計)の特性上、高度と共に気圧の変化を読み取ることができるので、天候の変化も予知することが可能。双方向回転ベゼルとセンター針を読み取ることで詳細な天気予想を図ることができ、探検家が冒険を続けるか、シェルターに留まるかを判断する際にも大きく役立ってくれそうだ。

 

■製品情報

レイダー・ビバーク9000ブラック(ラバーストラップ)

価格:840,000円(税抜)

ケース径:48.0mm
ケース厚:18.7mm
ケース素材:チタン
防水性:3気圧/30m
ストラップ:ラバーストラップ(ピンバックル(オプションでフォールディングバックル変更可+2万円))
ムーブメント:Cal.FL311(手巻き、65時間パワーリザーブ、21石、毎時28,800振動)

レイダー・ビバーク9000ブラック(アンテロープレザーストラップ)

850,000円(税抜)

ケース径:48.0mm
ケース厚:18.7mm
ケース素材:チタン
防水性:3気圧/30m
ストラップ:アンテロープレザーストラップ(ピンバックル(オプションでフォールディングバックル変更可+2万円))
ムーブメント:Cal.FL311(手巻き、65時間パワーリザーブ、21石、毎時28,800振動)

ファーブル・ルーバ

1737年3月、スイスのル・ロックルにてブランド創業。スイス時計ブランドとしては、いち早く国際化に取り組み、19世紀には懐中時計でパリ、ロンドンなど各国の万博で数々の賞を受賞、世界中に販路を広げた。代表作である「ビバーク」は、世界で初めて高度計搭載の腕時計として1962年に発表され、その6年後には世界初のデプスゲージ(深度計)搭載の腕時計「バシィ」を発表した。また、日本との関わりも深く、1975年に女性として世界で初めてエベレスト登頂に成功した田部井淳子氏がその時に身に着けていたのもファーブル・ルーバの「ビバーク」だった。

2018年5月20日、エベレスト山頂にて。イギリス人登山家エイドリアン・バリンジャ―と「レイダー・ビバーク9000」

 

2018年5月17日、エベレスト山頂にて。日本人サラリーマンがエベレストに挑む「DACセブンサミッツプロジェクト」のメンバーと「レイダー・ビバーク9000」

 

登山家を中心に世界中の人に愛される「ビバーク」。新モデルを自分の目で確かめてみたいという人はファーブル・ルーバ正規販売店にぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

 

日本版ホームページ

https://www.gressive.jp/satellite_site/favre-leuba/