ニューヨークというとマンハッタンの摩天楼を思い浮かべるが、実は山も湖もある自然豊かな土地。
そんなニューヨーク州から、珍しいワインが日本上陸だ。
ヒースウィック・ジャパンから、日本初上陸ブランド「Point of the Bluff」や「Weis Vineyards」を含む、世界でも流通量の少ないニューヨーク産ワイン計11種類が、2019年5月1日より店頭およびオンライン販売を開始する。
■日本におけるワイン事情
日本におけるワインの輸入量は年々増加しており、一般的にチリ、フランス、イタリア、スペイン産などのワインを日常的に目にする機会が増えてきた。アメリカ産ワインも多く輸入されているが、実に97%はカリフォルニア州産のワインだ。
そんな中、近年ワイン愛好家や飲食業界から注目を集めているのは、希少価値の高い、マイナーな品種や産地のもの。今まであまり知られていなかった品種や産地に対する消費者の興味やこだわりは年々高まってきており、独自の選択眼で選ぶ飲食店や小売店が増えてきている。
■ニューヨークのトレンド
食や文化等の流行で常に最先端を走るニューヨークでは、近年「Farm to Table(ファーム・トゥ・テーブル)」、つまり生産者(農場)から消費者(食卓)へ安全で新鮮な食材を提供する考え方がトレンド。
食事でも、地元のフレッシュな物を食し健康や自然環境に対しての考慮という意味で、この「地産地消」が活発的に行われている。食のみならずこれはワインの動向でも同様で、多くのニューヨーカーが地元の高品質ワインを求めているのが現状だ。
■ヒースウィック・ジャパンの強み
米国に本社を置くヒースウィック・ジャパン合同会社は、関連会社としてワイナリー・輸出会社・運輸会社等を有しており、ワインの生産者から消費者の手に渡るまでを、全て一貫して同グループ会社内で完結する物流システムを構築。また、代表の近藤將太氏は、現地のワイナリーとも深い交友関係を持っている。
2018年よりアメリカ・イギリスへ福井県の日本酒「FUKUKOMA(富久駒)」の輸出業に専念し、2019年よりニューヨークワインのプロジェクトをスタート。
メジャーでなくても、こだわりのワインは美味しいもの。この機会にNYのワインを味わってみては。
ヒースウィック・ジャパン店頭:東京都港区白金3−12−5
オンライン販売:http://shop.heathwick.co.jp
(田原昌)