2019年5月31日に創業100周年を迎えるヒルトン。それを記念して、ヒルトン名古屋に創業100周年記念メニュー「ヒルトン・クラシックダイニング」が登場した。
長い歴史の中で、シェフたちが多くのメニューを開発してきたヒルトン。今や様々なレストランやカフェ、バーなどで提供され、定番となっているメニューの中には、ヒルトン発祥とされるものも少なくないという。
今回、ヒルトン名古屋のオールデイダイニング「インプレイス3-3(スリー・スリー)」、「カフェ3-3 アーティサンスイーツ&ベーカリー」、バー「ハイドアウェイ3-3」の各店舗では、いくつのかのシグネチャーメニューを復刻版として用意。
メニューが生み出されるまでのストーリーとともに楽しめる内容となっている。
■ウォルドーフ・サラダ
1896年頃、ニューヨークのウォルドーフ・ホテル(ヒルトンの最高級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア」)メートル・ドテル(給仕長)のオスカー・チルキーが考案したメニューだ。
■サウザンアイランドドレッシング
ウォルドーフ・アストリアの持ち主ジョージ・ボルドが、米国とカナダの境目にあるサウザンド諸島に向かっていた時、同船していたオスカー・チルキーにサラダを作るよう依頼した際に誕生したドレッシング。
■ブラウニー
初めて登場したのは1893年のシカゴ万博。パーマーハウス(現ヒルトングループホテル)創業者の妻で、シカゴ万博のリーダー、バーサ・パーマーが「美しくて簡単に運べるものを用意してほしい」という依頼を受け、シェフのジョセフ・セルに相談して考案した。
料金 :【ランチ】平日4,000円、土日祝日4,800円
【ディナー】平日4,900円、土日祝日5,700円
場所: 1階 インプレイス3-3
■オリジナル レッドベルベットケーキ
アメリカ南部では昔から母の味と言われ、今では世界的に親しまれているレッドベルベットケーキは、1920年代、ニューヨークのウォルドーフ・アストリアでシグネチャーメニューとして提供されたのが起源と言われている。
料金 :850円
場所 :1階 カフェ3-3 アーティサンスイーツ&ベーカリー
■マティーニ
マティーニの正しい飲み方については、「ジンか、ウォッカか、エスプレッソか」と1890年代から議論されているが、ウォルドーフ・アストリアでは、初めて「ジンとウォッカ」を混ぜたマティーニを提供。
「ウォルドーフ・アストリア・カクテル」と呼ばれ、バーにはなくてはならない存在となっている。
■ピニャコラーダ
現在ではプエルトリコの国民的ドリンクとして親しまれているピニャコラーダは、1954年カリブヒルトンのバーテンダーのラモン・マレーロ・ペレズが3カ月間試行錯誤を繰り返し完成させたドリンク。
1978年にはプエルトリコが「国の飲み物」と名付け、彼を表彰したという。
料金:各1,800円
場所:1階 ハイドアウェイ3-3
ヒルトンの長い歴史に思いを馳せながら、各メニューを堪能したいものだ。
https://www.hiltonnagoya.com/plans/restaurants/event/100th_1904
※表示金額には別途税金・サービス料を加算。
※メニュー発祥ストーリーには諸説あり。
(Yuko Ogawa)