世界を股にかけて活躍している日本人は数多くいるが、ファッション業界のみならず、デザイン業界でも数々の旋風を巻き起こしてきた日本人クリエイティブディレクターの藤原ヒロシ氏もその一人。
そんな藤原氏がこのたび、ブルガリの不朽のアイコン「セルペンティ」のデザインを手がけた。
「ストリート ファッションのカリスマ」の異名をとる藤原氏の目を通してクリエイトされた「セルペンティ」の新カプセルコレクションは、素材やロゴ、シェイプで遊び心を表現しながら、既存の「セルペンティ」のヴァリエーションを拡大させ、これまでにないクリエイティブな領域へと大胆に踏み出しているのが特徴。
最初のアイデアとして藤原氏が取り入れたのが、ブルガリで初めて採用されたデニム素材だ。
「セルペンティ」コレクションからフォーエバーのクラシカルなバッグ、トップハンドル付きのクロスボディバッグ、そしてダイヤモンド ブラストの3型を選択。
ストリートファッションの代名詞であり、無造作でクールな都会的ファッションの象徴でもあるデニム地に、この上なくラグジュアリーなパーツを組み合わせた。
相対する組み合わせが生み出したこのバッグは、意外性のある素材を究極のラグジュアリーに取り入れ、常識にとらわれない挑戦を続けてきたブルガリの姿勢を体現しているという。
なかには、アイコニックな「BVLGARI」の文字に、藤原氏が手掛ける会社のロゴ「FRGMT」を合わせるという遊び心が伺えるデザインも。
ちなみに「FRGMT」は、既存のザインに挑戦し、新しいものを創造する藤原氏がプロデュースする「フラグメント」のシグネチャーだ。
BVLGARIと FRGMTのロゴが大胆にあしらわれているのは、「セルペンティ」の中でもデニム、ブラックまたはホワイトのカーフレザーのクロスボディバッグ、そして「セルペンティ」ダイヤモンド ブラストの3種類となる。
同カプセルコレクションの「セルペンティ」は、トレードマークともいえるセルペンティモチーフのクロージャーに「フラグメント」のシグネチャーである稲妻ロゴがあしらわれているのも注目したい点。
都会的でありながら、神話に登場する動物が持つ魅惑的なパワーをも感じさせるこの新作は、「セルペンティ」の持つ魅力を斬新に表現している。
ブラックまたはホワイトのカーフスキンを用いたパンクシックなバッグは、六角形のうろこにインスパイアされたスタッズの装飾がポイント。
アジャスタブルなショルダーストラップと実用的なトップハンドルも備えており、さまざまなシーンで活躍しそうだ。気品があって挑戦的、そしてパンクファッションのテイストも魅惑的な逸品といえる。
また、実用的でベーシックでありながら、さりげなくエッジを効かせたデザイン性もあり、更に極上の柔らかさを実現したレザー素材を用いたトートバッグもラインナップ。
横型のバッグは、無駄のない現代的なスタイルで、ロゴが控えめにあしらわれており、都会的な雰囲気を持つシックな仕上がりだ。
この他、カプセルコレクションにはバンダナやスカーフ、シックなシェリーなども揃っており、いずれもホワイトとブラックを基調にピンクとネイビーをアクセントとした色合いに、蛇のモチーフ、稲妻、「BVLGARI」と「FRGMT」のロゴがあしらわれている。
同コレクションは、6月5日(水)から阪急うめだ本店及び阪急メンズ東京のポップアップストアにて先行発売、また、一部のブルガリ オンラインショップ限定品は、6月12日(水)から発売。
ラグジュアリーかつエッジの効いたブルガリの新作コレクションは大切な人のプレゼントにおすすめだ。
(Yuko Ogawa)