「台湾には美味しい料理と果物がたくさんある」と聞かされて、楽しみにしていた台湾旅行。
台湾第二の都市・高雄でぶらりと立ち寄った市場と地元御用達店を紹介したい。
■豊富な果物
厳しい太陽光を避けるために立てられた巨大なパラソルの下に、たくさんの商品が並ぶ。
日本ではなかなか見られない、名前も知らない果物や野菜、巨大な魚、かたまり肉。地元の人ばかりの朝だけ開催されるような小さな市場でも、活気がすごい!
特に目を見張るのが、果物の多さ。南国だけに様々な種類があり、山のように積み上げられている。
よく見かけたのがバナナとパイナップル、そしてグァバ。日本では見かけないものとしては「蓮霧(リエンウー)」という小ぶりなリンゴサイズの赤い果物と、「釈迦(スージャー)」という外側が大きめのイボで囲まれた果物だ。
せっかくなので日本でも有名な「香蕉(シャンジャオ、台湾バナナ)」を購入。店主のおばあさんにパイナップルも勧められつつ、無事にひと房手に入れる。
バナナは種類が豊富だが、ここでは短めの台湾バナナを試してみた。ねっとりとしていて甘く、種が並んでいるのも見える。生産地で食べるバナナはやはり美味しい。
ちなみに、これまた有名なマンゴーは5月から8月がシーズンだそうなので、お目当の人はその時期にぜひ。
■さっと気軽に食べられる午前中
台湾では朝ごはんを外で食べるという習慣がある。スクーターでやってきて注文、さっと食べてまたスクーターに乗って仕事場へ。そんな風景を何度も見かけた。
そのため地元の人が贔屓にしているお店は、早朝から昼過ぎまでしか営業していない所が多い。気軽に食べてみたいなら、朝食と昼食に試すのがオススメのようだ。
小籠包だけを売っている店に行った。店先で皮を作り、餡を入れて包み、蒸して客に出すという流れを無駄なくこなしている。
店に入る前に何皿必要か伝え、店内へ。まもなく運ばれてきた小籠包は少し大きめで美味!
中は濃くない味付けでジューシー、もちもちの皮もたまらない。何個でも食べられそうだ。
南国らしい豊富な果物と、美味しくシンプルな朝食や昼食。日本人好みの味付けだったので、色々と試してみてほしい。
(田原昌)