鷹の巣キャンプ場の豊かな自然の中に群生するカタクリの花

清流「荒川」に架かる吊り橋を渡った先にある景勝百選にも選ばれる新潟県の秘湯「鷹ノ巣温泉」。

 

車は吊り橋の手前の駐車場に停め、吊り橋を渡ると右手に鷹の巣温泉、左方向に進めば、ひのき・けやき・ならの森林に囲まれた「鷹の巣キャンプ場」がある。

 

樹々の生い茂る道を進むとすぐにぽっかりと開けた広場が現れる。

広場を中心に周囲の斜面に持ち込みのテントを設営できる「持込テントサイト」、テントを持たない方も利用できる「常設テントサイト」、山小屋「バンガロー」があり、管理棟、休憩棟の東屋、炊事棟、温水シャワー棟、水洗トイレ、コインランドリーなどが整備される。

 

宿泊しなくても森林浴やバードウォッチング、景色を楽しみながら遊歩道の散策などで自然の息吹を十分に感じることができる。荒川沿いを歩けば、澄んだ空気と川の流れる音に癒される。

春の温かい日が増えるころには透明感のある薄紫色のカタクリの花の群生と白いイチゲの花がポツリポツリと咲く風景に心躍る。

 

また秋になり肌寒さを感じるようになったころには広葉樹の紅葉が素晴らしい。

 

駐車場の背後に控える小高い山は「鷹の巣山」。山頂にある鷹の巣山展望台まで登ることができるが、急な部分もあるので、動きやすい服装・歩きやすく滑りにくいシューズで。

 

登りきれば吊り橋や荒川峡谷が一望の絶景が広がる。

頂上まで登って汗ばんだら温泉に立ち寄ってみるのもいい。

鷹の巣温泉は日帰り客を受け付けていないので、国号113号線沿いにある道の駅関川「桂の関」内に日帰り温泉施設「ゆ~む」(休館日あり)を利用してはいかがだろう。大浴場、露天風呂、サウナ、リラックスルームなどを完備する。

 

キャンプ場の開設時期は4月下旬から11月上旬。

 

所在地:新潟県岩船郡関川村大字湯沢字湯沢山

 

(小椚萌香)