深海生物など、近年注目されている面白い水のいきものたち。
「すみだ水族館」と「京都水族館」では、飼育スタッフが溺愛するいきものへの愛と魅力をさまざまな手法で紹介する「私の愛するいきもの展」を開催。
■いきものの生態や魅力をとことん掘り下げた特設ブースが登場
「ナマコはどうやって移動しているの?」など、見ているだけでは気づきにくい、いきものの特徴を解説したパネルを掲示し、飼育スタッフが好きな仕草や動きもイラストで描かれる。
さらに、ナマコを24時間撮影したタイムラプス映像(低速度撮影)や、さまざまな角度から撮影した約100枚の写真を展示するなど、いきものが本来持つ能力や生態のほか、一歩掘り下げたマニアックな魅力を展示。
■すみだ水族館
クロナマコ(展示期間:2019年3月15日~3月31日)
砂ごと食べてキレイな砂だけを排出するため、水中をきれいに保つ役割を果たしている。
ナベカ(展示期間:2019年4月1日~4月21日)
フジツボや貝殻などを巣穴にする習性があり、小さな穴にも後ろ向きのまま収まることができる。
■京都水族館
ニセクロナマコ(展示期間:2019年3月15日~3月31日)
強く刺激されるとキュビエ器官と呼ばれる粘着性の強い内臓を吐き出すことで、外敵を威嚇する。
カギノテクラゲ(展示期間:2019年4月1日~4月21日)
触手は80本程度といわれており、非常に強い毒を持っている。
■来館者が“愛するもの”を大募集
「私の愛するものについて語ってください。」というお題で、1枚の用紙につづる思いを来館者から募集。イベントのテーマである「愛」を共有する、温かい気持ちになる参加型の体験プログラムだ。
■マニアックな知識の宝庫、特設ウェブサイトを開設
イベント開催に合わせ、特設ウェブサイトが登場。両館の“ナマコ愛”の強い飼育スタッフによる対談の様子を掲載する。また、ナベカとカギノテクラゲについての100の質問に飼育スタッフが回答。
さらに、いきものに関する難問に正解した人だけが見ることのできる秘密のページも存在し、いきものへの愛をさらに確かめられる。
■驚きの飲食メニュー
すみだ水族館『とびだす!3種のナマコパフェ』
クロナマコはチョコドーナツ、エクレアナマコはエクレア、アカミシキリはあまおうソフトで、それぞれのナマコの特徴を食材で表現。
価格:600円(税込)
京都水族館『偽「ニセクロナマコ」ロール』
今にもお皿の上で動き出しそうな、ニセクロナマコを再現したスイーツロール。
価格:480円(税込)
飼育スタッフの愛情から読み解ける、いきものの知られざる魅力。不思議な世界を、のぞいてみては?
開催期間:2019年3月15日(金)~4月21日(日)
【すみだ水族館】午前9時~午後9時
URL:http://www.sumida-aquarium.com/aisuru/
【京都水族館】午前10時~午後6時
URL:http://www.kyoto-aquarium.com/aisuru/
(田原昌)